失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口 -36ページ目

失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

丸顔を改善したいという相談は非常に多いですが、丸顔の原因は1つではありません。顎が小さい、頬骨が外に張っている、頭蓋の横幅が強い、脂肪が多い、エラが張っている、皮膚がたるんでいる。

 

このどれが主因かで、やるべき整形は全く変わります。ここを整理せずに施術を選ぶと、ほとんど変わらない、または別方向に違和感が出ます。

 

外科的に変えられる要素はかなり明確です。顎を作る、頬骨を下げる、横幅を詰める、脂肪を減らす、エラを小さくする、皮膚を引き上げる。このどこに手を入れるかで輪郭は別人レベルで変わります。一方で切らない系は、構造は変えずに見え方を一時的に調整するものが中心です。

 

丸顔改善の専門医選び。顔の構造を理解。

 

原因 主な施術 変化量 持続性 実務評価
顎が小さい 顎前出し ヒアルロン酸 プロテーゼ 中から大 注入は一時 輪郭改善に直結
頬骨張り 頬骨削り 永続 劇的に変わる
横に広い顔 頬骨セットバック 永続 骨格由来に有効
頬脂肪 脂肪吸引 バッカル 永続 適応見極め必須
エラ張り エラ削り エラボト 大から中 ボトは一時 咬筋型か骨型か重要
皮膚たるみ フェイスリフト 長期 年齢要因には最優先

 

切らない系はこうなります。

施術 痛み DT 変化 評価
インモード ほぼなし 時間が取れない人向け
オリジオ ボルニューマ ほぼなし 維持目的
ウルセラ サーマ系 強め 皮膚たるみには有効
糸リフト 一時的 メンテ前提

 

学会論文でも、顔面輪郭の印象は骨格と皮膚支持構造に強く依存し、HIFUやRFは皮膚の引き締め効果に留まるとされています。脂肪を減らしても骨が原因なら丸さは残ります。逆に骨を変えずに糸や機械で何とかしようとすると、不自然な引きつれや老け見えにつながることもあります。

 

丸顔改善で一番大切なのは、どのパーツが丸さを作っているのかを構造で説明できる医師かどうかです。切らない施術だけを並べる説明、逆にいきなり大手術を勧める説明、どちらも危険です。

 

骨、脂肪、筋肉、皮膚のどこに手を入れるのかを論理的に説明でき、やらない選択肢も提示できる医師を選ぶこと。それが遠回りに見えて、失敗を避ける一番の近道です。

 

 

✉メール mail@ba-consulting.org

医師選びの相談フォーム

だんご鼻は、鼻尖縮小だけで改善できるケースはかなり少ないです。鼻尖縮小は軟骨を寄せる操作なので、ACRは基本的に変わらず、皮膚の厚みも減りません。丸さの主因が皮膚や皮下組織にある場合、見た目はほとんど変わらないことが多いです。

 

指で鼻先を押しても潰れず、ある程度の硬さがあり、皮膚が薄め。この条件がそろっていれば、鼻尖縮小単独で締まることはあります。ただし、全体から見ると少数派です。

 

小鼻縮小やBNLS注射、鼻孔縁挙上も同様で、単独では効く範囲がかなり限定されます。効果が出る方向がそれぞれ違うため、だんご鼻の本質とズレると満足度は低くなります。

 

学会論文でも、鼻尖形成の成否は皮膚軟部組織の厚み、鼻尖支持構造、ACRの開大に強く依存するとされています。軟骨操作や脂肪減少だけでは外鼻形態の視覚的改善には限界がある、という点は共通認識です。

 

整理するとこうなります。

 

だんご鼻の美容整形、鼻尖縮小の可能性

 

手術 ACR改善 皮膚厚への影響 だんご鼻改善 単独適応 実務評価
鼻尖縮小単独 しない 変わらない 低い 皮膚薄 硬さあり 限定的
小鼻縮小単独 間接的 変わらない 低い 横幅が主因 形は変わるが丸さは残りやすい
BNLS注射単独 しない 一時的減少 非常に低い 軽度脂肪 効果弱く再発しやすい
鼻孔縁挙上単独 しない 変わらない ほぼない 鼻孔下垂 印象調整に留まる
複合手術 する 症例により対応 高い 多くの症例 標準的選択

 

価格が安い単独手術ほど、できることは限られます。30万円前後で誰でもだんご鼻が治る、という話は現実的ではありません。実際の現場では、ACRを狭める操作、胡坐鼻の修正、鼻尖支持の再構築を組み合わせる提案になることがほとんどです。

 

結論として、重要なのは施術名ではなく、なぜ丸く見えているのかを構造で説明できるかどうかです。単独でいけると断言する説明より、限界や適応を明確に話す医師を選ぶことが、失敗を避ける上で一番重要です。

 

 

✉メール mail@ba-consulting.org

医師選びの相談フォーム

同じ美容外科学会でも、JSAPSは形成外科専門医を前提に会員が構成される点が大きく、専門医申請でも症例提示などアウトプット要件が明文化されています。

 

一方JSASは、学会専門医が常勤する研修施設で5年以上の美容外科臨床研修と試験合格が要件となりますので、よりイージーです。

 

笑顔の女性、美容外科医選びの参考

 

観点 JSAPS JSAS
位置付け 日本美容外科学会JSAPS 日本美容外科学会JSAS
会員 日本形成外科学会の専門医認定書を持つ医師が正会員を構成と説明されている 会員要件は別途だが、専門医制度は学会会員であることを前提に設計されている 
スクリーニング 形成外科専門医ベースの学会に属するかが即確認でき、解剖学 手術基礎の訓練歴を推認しやすい 美容外科領域での体系研修と試験の枠組みを持つため、学会専門医の有無は最低限のフィルターになる 
専門医認定の中身 症例提示が制度上明記され、例として経験症例10例と提示形式、対象手術カテゴリまで細かい 5年以上の研修と専門医認定試験合格が条文ベースで示される。研修施設は学会専門医1名以上常勤が要件 
マインド 形成外科の正規トレーニングを受けた医師を探す必要性を強調している  学会専門医が常勤する施設を研修施設として認定する枠組み 
上手い下手 資格は訓練歴の裏取りとして強いが、得意領域と直近症例数、合併症対応、修正の経験で差が出る 決まりません。同様に、直近症例数、合併症対応、修正の経験、術式の選好で差が出る
     
結論、これらだけでは技術を測ることは出来ないけれども、少なくとも医者としての信頼性の一つとしては参考になるのかと思います。クリニック選びとしては外科医の名前や所属学会、何年に入局したかなどの経歴が載っていない病院は避けるように。
 
縫合・傷跡修正・外傷治療、顔面骨骨折手術・先天奇形手術(口唇裂・指趾の奇形・耳の奇形など)、そして他科の術後トラブル症例の再建などの修正をやってみた医者とそうでは無い医者とでは雲泥の差がありますので・・。

 

✉メール mail@ba-consulting.org

医師選びの相談フォーム