失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口 -26ページ目

失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

エラが張っていて顔がデカい人向けの整形手術にエラ縮小があります。

骨切りかボトックス注射かで大きく分かれますが、ボトが効かないタイプの骨由来のエラ張りであれば、エラ削りの手術になります。実は、10年前と比べて、安全性と仕上がりの予測精度が大きく向上しています。

 

エラ削り(下顎角骨切り/外板切除)の最新の術式は、より精密な三次元デザイン、低侵襲化、顔全体のバランスを考えた総合アプローチが特徴です。
 

エラ削り手術で顔のバランスを整える

 


① 三次元デザインの精密化

昔(10年前)
平面レントゲンやパッと見のデザインが中心。
術中の手探りが多い。


3DCT解析+シミュレーションで立体的に設計。
左右差、咬合(噛み合わせ)、咀嚼筋のバランスまで計算して切除部位・量を調整。
医療画像から術後の顔貌シミュレーションが可能になり、患者と術者の認識が一致しやすい。
予測精度が段違いに上がった。


② 切除のアプローチが細分化


骨を単純に削る/切るだけ。
下顎角と外板を一括でガッツリ。
筋膜や靱帯操作は余り精細ではなかった。

  • 下顎角部だけでなく内板・外板の分離切除

  • 切除ラインを分割・曲線化して自然なカーブに

  • 必要な部位だけをピンポイントで削る
    角ばった印象になりにくく、仕上がりが自然。


③ 骨膜・筋肉アタッチメントを保持しつつ操作


骨だけガッツリ削って終わり、骨膜や筋肉は適当に扱われがち。
結果として術後のたるみや凹みが出やすかった。


術中に

  • 靱帯支持を意識して温存/再固定

  • 咬筋付着を考慮した骨膜処理
    術後のたるみ・頬下制御が改善。


④ 出血・神経障害リスクの低減


骨切り中の大量出血や知覚神経麻痺のリスクがそれなりに高かった。
術後感覚鈍麻が残る例も一定数。


術前に精密血管-神経走行評価→
低侵襲デバイス(超音波/電気メス/ナビゲーション)併用。
出血量減、麻痺リスク低減、術後痛み↓。


⑤ ミニマムアプローチと回復の最適化


術野は大きく、術後腫れ・内出血が強く出ることが多かった。
ダウンタイムが長め。

  • 小切開デザイン

  • 組織剥離を最小化

  • 吸収糸+圧迫ケアプラン
    腫れ・内出血が目立ちにくい。回復が早い。


⑥ 顔のバランスを俯瞰する統合的デザイン


“エラだけ削る”設計が主眼。
頬骨・下顎角だけに着目しがち。


顔全体をプロポーションで評価してから決定。

  • 顎先(オトガイ)の前後位置

  • 頬骨の張り

  • 咬筋量

  • フェイスラインの曲線
    → 必要に応じて同日/ stagedで他部位治療を追加。


⑦ 3Dナビゲーション/リアルタイムガイドの導入


術者の感覚+2D画像のみ。


術中リアルタイムナビゲーションがある施設では、
3Dモデルと実際の骨の位置を同時にモニタリングしながら骨切りが可能。

安全性と精度がさらに向上。


術式の変化を比較するとこんな感じ↓

項目 昔(約10年前)
設計精度 2D中心 3Dシミュレーション
切除方法 単純骨切り 内板・外板分離+滑らか曲線
周囲組織の扱い 雑なこと多い 靱帯/筋膜の保全意識
出血/神経リスク やや高 低減
ダウンタイム 長め 短め
顔全体デザイン 部位限定 統合プロポーション重視
ガイド装置 なし 3Dナビ可能

病院選びで知っておくべきポイント

① 全員が3Dナビや高精度設計をやってくれるわけではない。
② 仕上がりは医師の経験差が大きい。
③ 外科処理は完全に元に戻せないので、慎重な術前デザインが最重要。

④SNS美容外科医は避けよう

⑤切開リフト・フェイスリフトも得意としている外科医を指名すること

 

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医師選びの相談フォーム

30後半から40前半の鼻翼基部のふくらみは、皮膚の問題じゃない。脂肪の位置ズレと支持構造のゆるみ。ここを外すと誤診されるので要注意。

 

顔面老化の研究では、この年代以降は脂肪が減るより再配置が主因。特に中顔面はボリュームロスより脂肪の下垂移動が問題になりやすいです。だから盛るか取るかの二択は危険で、まず位置を整える発想が主流となってきます。。

 

分類 方法 効果 評価
脂肪層 オンダリフト オンダプロ 脂肪を締めて再配置 ナゾラビアルファット除去よりマシ
真皮 オリジオ ボルニューマ ハリ ヨレ改善 仕上げなので補助向き
注入 ヒアルロン酸 鼻翼基部 影 支持補正 メンテが大変、感染に注意ね。
外科 注入 貴族手術 鼻翼基部の凹み補正 鼻が埋もれてて骨格由来ならOK
外科 切除 メーラーファット除去 ふくらみを物理的に減らす やってはならない厳禁
外科 リフト 裏ハムラ+中顔面リフト 構造を根本修正 劇的な変化が出る
表層ケア レチノール RF 予防 やらないよりはやった方がマシ程度

 

女性の顔のアップ、鼻翼基部のふくらみ

 

★オンダリフト・オンダプロ
脂肪を取らない。焼かない。締めて位置を戻す。鼻翼基部のモコっと感には一番理屈が合う。初回は低から中出力でピンポイント。頬ガッツリは頬コケて事故りやすい。

 

★オリジオ ボルニューマ
皮膚が余って影が出てる人向け。単独でふくらみを消そうとすると効かない。オンダ後の仕上げ役。

 

★ヒアルロン酸
ここは鬼門。骨吸収で影が強い人だけ、極少量。盛る治療として使うと失敗する。経験値の高い医師前提。

 

★貴族手術
鼻翼基部の凹みを持ち上げる外科手術。若年層の骨格補正には理屈が通るが、この年代のふくらみタイプにはズレやすいので、誤診に注意したい。脂肪由来の盛り上がりに対してやると、余計に前に出て悪化することがある。つまり、若年性の鼻翼基部陥没に向いている。

 

★メーラーファット除去
短期的にはスッキリするのですが、取った脂肪は戻らないので、20代でやると、40後半から一気にコケ顔になるリスクが高い。学会でも中顔面脂肪の過剰除去は老化を加速させる可能性が示唆されている。将来コントロール不能になる危険があるので基本非推奨。

 

★裏ハムラ+ミッドフェイスリフト
変化が最も大きい。

ただし不可逆でダウンタイムあり。非外科で限界が見えた時のカードでもある。

 

外科医選びのポイント


結論、30後半から40前半の鼻翼基部は、盛るより下げるが先になります。
切るより動かすが正解です。
メーラーファット除去は長期で見ると危険で被害者も相次いで起きています。
短期的なビフォアフターの症例写真の比較には注意してください。

この順番を分かってる医師を選べるかがすべてですね。

 

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口唇縮小って正直なめてかかると痛い目みます。小さい手術に見えるけど、顔のど真ん中を触るので、下手だと一生バレる傷が残る部位です。ここで一番差が出るのが、どこを切るか。

 

傷を隠す基本はwet lipとdry lipの境目、いわゆるwet dry junctionを正確に使えるかどうかです。ここを分かってない医師だと、乾いた唇側まで切ってしまって、白い線がずっと残る最悪パターンになります。上手い医師ほど、dry側は守って、wet側をやや多めに取る設計をします。口を閉じても開いても、傷が見えにくいからです。

 

内側を切って縫うだけの口唇縮小は、中央がペラペラで、口角側だけモコっと残りやすいです。笑った時に不自然になるのはだいたいこれ。専門的には、皮膚だけじゃなくて、口角下制筋をどう処理するか、大頬骨筋とのバランスをどう取るかまで考えないといけません。ここを触らずに切るだけだと、引きつれや左右差が後から出ます。学会でも、筋層処理を含めた口唇形成の方が満足度が高いって繰り返し言われています。

 

さらに厄介なのが、もともと上口唇の中央が薄いタイプ。この人が縮小だけやると、一気に老け顔になります。この場合は、脂肪注入やフィラー、口角挙上を組み合わせて、上口唇全体の立体を作る考え方が必要です。切るか入れるかの二択しか出てこない医師は、正直デザイン力が足りません。

 

避けたいのは、チェーン系に多い短時間手術です。外縫いだけでサクッと終わらせるやり方は、回転率はいいけど仕上がりは犠牲になります。内部固定が甘いと、後戻り、段差、硬さが出やすいです。口唇は手間をかけないとクオリティが出ない部位なので、早い手術ほど危ないです。

 

口唇縮小手術の傷跡、仕上がりを左右するポイント

 

分かりやすく整理します。

 

見るポイント ちゃんとした医師 地雷寄り
切開位置 wet dry junctionを明確に説明 何となく内側
切除バランス wet側多めで傷を隠す dry側まで切る
筋肉処理 口角下制筋まで考慮 皮膚だけ
デザイン 注入や口角挙上も提案 縮小一択
縫合 内部縫合を丁寧に 外縫いのみ

 

結論としては、wet dry junctionを言葉で説明できる、筋処理や併用施術を具体的に話せる、JSAPS所属で縫合経験が豊富、この条件は最低ラインです。口唇は一度失敗すると修正が難しく、精神的ダメージも大きいです。

 

結局は検査や診察が必須なので、直美や若い年齢の医師は避けて、口唇形成を日常的にやっている形成外科系の専門医でケースとして判断してもらうのが最低条件と認識しておいてください。

 

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