失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口 -18ページ目

失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

鼻が横に広く見える原因は小鼻じゃないかも

小鼻縮小をしても思ったほど細くならない。
鼻尖縮小をしてもまだ太く見える。
それ、外側鼻軟骨が原因かもしれません。

実は、鼻の横幅は「小鼻」だけで決まっていません。
鼻骨、鼻尖、そしてその間にある外側鼻軟骨。この3つのバランスで決まります。

 

鼻整形、外側鼻軟骨タイプ、鼻幅改善

どこが広いと、どう見えるのか

広い部位 見え方 よく選ばれる手術 効果の出方
小鼻(鼻翼) 横に張り出す 小鼻縮小 鼻の付け根は変わらない
鼻骨 上部が広い 鼻骨骨切り幅寄せ 上は細くなるが中央は残る
鼻尖 団子鼻 鼻尖縮小 先端は細くなる
外側鼻軟骨 中央が横に丸い 外側鼻軟骨処理 中央の太さが改善

 

ポイントはここです。
鼻尖も細い、鼻骨も狭いのに、なぜか「途中が太い」人がいます。
それが外側鼻軟骨タイプです。


外側鼻軟骨タイプが今まで注目されなかったの理由

従来は
・鼻骨を寄せる
・鼻尖を縛る
この2つで十分と考えられていました。

しかし近年、解剖学的研究や長期症例の蓄積により、
外側鼻軟骨の張り出しが鼻幅印象に強く影響することが再評価されています。

米国形成外科学会誌 Plastic and Reconstructive Surgery でも、
鼻の中間部の幅は lateral crura の形状に大きく依存すると報告されています。

つまり骨でも小鼻でもない部分が、見た目を支配しているケースがあります。


ただし、簡単ではありません

外側鼻軟骨を安易に削るとどうなるか。

リスク 内容
強度低下 鼻翼がへこむ
呼吸障害 外側壁が弱くなる
不自然な直線鼻 女性らしさが消える
将来的変形 数年後にゆがむ

実際、海外文献でも「過度な lateral crura 切除は支持構造を弱める」と警告されています。

つまり“削れば細くなる” という単純な話ではありません。


小鼻縮小で効果が低い人の特徴

鼻先は細いのに中央が広い
横から見ると丸みが強い
笑わなくても横幅がある

このタイプは小鼻縮小だけでは満足度が低い可能性があります。


 

鼻整形はパーツ単位ではなく「立体構造」です。
骨、軟骨、皮膚のどこが原因かを診断できない医師は危険です。

術式名を勧める医師よりもなぜそこが広く見えるのかを解剖学的に説明できる医師を選んでください。

ここを間違えるとやるべき手術ではなくやりやすい手術をされます。

鼻は一度いじると修正が難しい部位です。
派手な症例よりも、構造を語れる医師を選ぶこと。そこがすべてです。

 

 

鼻中隔矯正術、斜鼻修正の治療はテクニカルで難しいもので、直美が鼻の手術をすると鼻曲がりが起きて失敗してしまいます。これが若い鼻整形のプロを自称する医師を避けるべき理由になります。

 

解剖学的なことは全く分からないからです。

 

女性の目元と鼻のクローズアップ

 

鼻の中で曲がっている場合には、まず確認として
・曲がりが鼻中隔なのか
・下鼻甲介の肥大なのか
・両方なのか
ここで手術内容は変わります。 

ざっくりまとめていきます。

 

系統 具体例 何を減らすか 矯正度 主なリスク
表面縮小系 レーザー 高周波 粘膜表面 弱〜中 再発
内部減量系 デブリッダー 粘膜下軟部組織 出血 痂皮
骨処理系 粘膜下骨切除 外側骨折 骨 位置 中〜強 乾燥 空洞感

 

鼻中隔延長術、鼻背部軟骨移植、鼻中隔湾曲症とでセットで行うことはよくありますが、どの層が肥大しているかで術式の選択も変わってきます。

 

ベルトコンベアみたいに○○法の提案歯科出来ない外科医は避けてください。まずカウンセリングの時点で、CTや内視鏡でそこを説明できない医師は要注意です。CT画像で見るとはっきりと曲がりが分かりますので。。。

 

テノールで骨萎縮は予防できるのか。

テノールは皮膚タイトニング機器ですが、ぶっちゃけるとこれは、骨密度維持や骨萎縮予防を証明した臨床データは確認されていません。メーカーが言っているだけの信憑性が無いものにはなります。

 

女性の横顔、肌の質感

 

  テノールで起きること 骨萎縮予防との関係
高周波の到達 真皮〜皮下まで加熱 骨に直接作用する設計ではない
血流改善 施術後一時的に上がる 長期の骨代謝改善を示すデータなし
リンパ改善 一時的に流れが良くなる 骨密度維持との因果は不明
骨代謝 破骨細胞と骨芽細胞で調整 RFで制御できる根拠なし
脂肪萎縮予防 基本作用外 脂肪細胞数を維持する治療ではない

 

血流が一時的に良くなることはあるのですが、骨を守る治療ではありません。引き締め目的の治療です。

 

続いて、テノール、オンダリフト、HIFU、オリジオで比較してみました。

 

機器 脂肪減少 コラーゲン増 リフティング能力 コケリスク
テノール ほぼなし あり 弱め 低い
オンダリフト あり 脂肪選択的 軽度 中等度 脂肪減少由来 中等度
HIFU あり 脂肪層狙い可 あり 中等度からやや強め 中等度から高め 痩せ型注意
オリジオ 基本なし 設定次第で軽度 強め 中等度 低から中 設定次第

 

テノール→マイルドなRF。主に真皮。この中でもっともマイルド。

オンダリフト→マイクロ波で脂肪を加熱。脂肪減少が主作用。痩せ型はこけやすい。

HIFU→SMASや脂肪層に点状凝固。引き締めは出るが脂肪減少も起き得る。頬中央は注意。

オリジオ→モノポーラRF。タイトニング強め。高出力照射は脂肪減少もあるので痩せ型注意。

 
以上となります。
 
肌管理工場系クリニックは短期間で多くの機械を使うので、ルーチンで人を流していくスタイルなので、 コスト面のメリットはあるのですが、特定の施術が絶対にやりたいという人以外はお勧めできません。誤診につながりかねないからです。
 
主な理由をまとめておきます↓
・肌管理工場系は同じメニューを多くの患者に提供する工場ライン的な施術が多い。
・一人一人の骨格や痩せ型/脂肪量に合わせた出力設計や照射プランは弱いことがある。
・赤み、硬結、色素沈着などリスクが出た場合、専門医系の方が対応の幅が広い。
・見た目の安さは出力を上げないことと表裏一体。設定が弱すぎると効果が出にくい。
・痩せ型や凹みがあるケースでは、判断力が治療結果を左右する。