失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口 -17ページ目

失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

目の下の脂肪取りで本当に怖いのは何か。まず最初に知るべきは急後出血、いわゆる眼窩内血腫です。ここを外して語るのは正直ズレています。

術後に目の奥で出血が起きると、たまった血液が眼球を内側から圧迫します。問題は見た目の腫れではなく、視神経の血流が止まることです。ここが失明につながる本質です。

 

女性の顔写真

 

何が起きるか どういう状態か いつ起きやすい サイン 本気度
急後出血 眼窩内血腫 目の奥で出血 眼球を圧迫 視神経の血流が止まる 術後数時間以内 急激な腫れ 強い痛み 視界が暗い ぼやける 最優先で緊急
動脈塞栓 注入併用時 血管に注入物が入り眼動脈が詰まる 施術直後 その場で視力低下 激痛 数分勝負
重度感染 炎症が眼窩に広がる 数日後 発熱 強い腫れ 視力低下 早期対応必須
強い圧迫損傷 術中の過度な操作 術中 強い痛み 視覚異常 状況次第

 

脱脂単体で現実的に一番警戒すべきは急後出血です。急にパンパンに腫れて痛くて見えにくい これ出たら即連絡です。様子見は危険です。

 

クマ取りは形成外科専門医を最低条件に。

急後出血や眼窩内血腫の初期対応も、形成外科は本来の守備範囲です。重篤合併症の理解度は理論上高いですので・・・。

 

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結論。鼻の真皮脂肪移植が第一選択になりにくいのは、形を作る力が弱く、吸収と不確実性があるからです。

鼻は立体構造。高さやシャープさを出すには硬い支持が必要です。真皮脂肪は柔らかい。だから大きな隆鼻には向きません。

進められにくい理由を整理します。

理由 内容 結果
吸収が起きる 数か月で体積減少 予測が難しい
硬度が足りない 支持力が弱い シャープさ不足
形状コントロール困難 均一に乗せにくい デコボコ
生着依存 血流が悪いと壊死 赤みや硬結
採取部が必要 太もも等に傷 侵襲増加

だから基本は補修用です。

 

皮膚が薄い、テカる、赤い。こういう時はクッションを入れて圧を逃がす目的で使います。高さを出すためではありません。

要するに、隆鼻目的というより皮膚保護と被覆再建。

高さを出したい人に積極的に勧められないのは、構造材として弱いからです。

 

横顔の女性、ボーダー柄トップス

鼻の真皮移植では高さを出すことはできないのか?

 

結論。高さは出せる。ただし大きくは無理です。真皮脂肪は柔らかい組織。構造材ではない。だから1〜2mm程度のボリューム調整は可能だが、明確な隆鼻を作る素材ではない。

 

イメージはこれ。

素材 高さを作る力 安定性
シリコン 強い 高い
肋軟骨 強い 高い
耳介軟骨 中程度 中程度
真皮脂肪 弱い 吸収あり

 

真皮脂肪はクッション材なので高さを作るというより、皮膚を守りながら少し厚みを足す治療です。

シリコンプロテーゼを抜去してもう高さはいいからとりあえず変形だけを修復したいといった方には向いているのですが、隆鼻術としてカテゴライズすることには違和感があります。 高さを積極的に作る手術ではありませんので。

 

鼻の修正は難しいものなので、初回の手術が最も重要です。

初心者の方は糸で縛れる団子鼻が治る、鼻先にコグを入れれば高くなると思って、変な鼻の手術をやってしまいがちなのですが、結局そういったルートだと修正疑獄に陥りますので・・・。

 

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初心者ホイホイこと人中の壊し屋の被害者が相次いでおりまして、またしても人中短縮+口角挙上の壊し屋のレポートがとどきました。これでなん例目でしょうか。

 

人中短縮や口角挙上は単純に皮膚を切る手術ではありません。

口輪筋、口角下制筋、口角挙筋、笑筋のベクトルバランスを操作する機能系の手術です。ここを誤ると不自然さが出ます。

 

口角挙上や人中手術でなぜ富士山型になるのか。

よくある原因をまとめます。

 

人中短縮術の失敗例、富士山型口元

 

原因 何が起きているか 見た目の結果
中央寄りに皮膚を取り過ぎ 人中直下の張力が上がる 山が中央に立つ
外側デザイン不足 口角側の引き上げが弱い 端が下がって見える
筋層の縫縮過多 口輪筋が拘縮 静止時に尖る
ベクトル誤設定 上方向だけに引く 横の広がりが消える
人中短縮との干渉 上唇中央が過緊張 強いM字になる
動的評価不足 笑顔を考慮していない 笑うとさらに強調

 

口語で言うとこうです。中央だけギュッと上げて、端をちゃんと処理してない。だから真ん中がドンと立つ。

横に逃がす設計をしていないと、山が一個できる。

 

テクニカル要因 内容 結果
デザイン誤差 mm単位の切除量ミス 中央尖りや左右差
ベクトル設定不良 上方のみ牽引 横幅不足 富士山型
筋層処理不足 皮膚のみ操作 後戻り
筋層過縫縮 過緊張 拘縮 不自然
張力管理不足 可動部での縫合法不適切 肥厚瘢痕


医師の経歴をなぜ見ないのか?

初心者の方はSNSキラキラ美容外科医に騙されないようにして身を守る必要があります。


JSAPS→形成外科専門医が基本
無所属の野良医→チェーン店(東京真ん中から派生した悪徳医)が多く、形成外科をすっ飛ばして美容外科医になった医師が多い

こんな感じかと思います。経歴を確認しましょう。