脂肪吸引は機械が主役だと思われがちですが、結果を決めるのは外科医の判断と手の動きです。最新機材を使っていても、誰がどの層をどう吸引するかで仕上がりは大きく変わります。まず見るべきは医師の経歴と手術姿勢です。
外科医を見極める重要ポイント
直美ルートのみの医師は避けた方が無難です。特にチェーン系クリニック出身で、短期間に大量症例をこなしてきた経歴がある場合は注意が必要です。全国ナンバーワンや症例数マウンターを強調する医師ほど、時短手術になりやすい傾向があります。脂肪吸引はスピードより丁寧さが結果に直結します。
脂肪吸引で本当に見られる技術ポイント比較表
| 確認項目 | 良い外科医の傾向 | 失敗しやすい傾向 |
|---|---|---|
| 医師経歴 | 形成外科ベース | 直美ルートのみ |
| 手術時間 | 部位ごとに十分確保 | 極端な時短 |
| 吸引層 | 表層 中間層 深層を調整 | 一層のみ大量吸引 |
| LFD処理 | 線維隔壁を丁寧に処理 | ほぼ触らない |
| 重視点 | デザインと仕上がり | 吸引量のみ |
| 機材 | 技術と設備の両立 | 古い機材依存 |
| 麻酔 | 管理体制が明確 | 説明が曖昧 |
吸引技術で差が出るポイント
脂肪吸引では表層 中間層 深層をバランス良く扱えるかが重要です。深層だけを取ると細くはなりますが、皮膚が余りやすくなります。逆に表層を雑に触ると凹凸や皮膚感の崩れにつながります。さらにLFDと呼ばれる線維隔壁を丁寧に処理できないと、仕上がりが硬く不自然になります。
ありがちな失敗例
皮膚が凸凹になる、たるむ、触ると違和感が出るといった相談は非常に多いです。古い機材で無理に吸引すると、脂肪が均一に取れず仕上がりが荒れます。ベイザー使用時でも、扱いが雑だと熱ダメージでカニューレ跡が目立つことがあります。麻酔管理が不十分で術中トラブルが起きる例も報告されています。
学会論文から分かる失敗例
日本形成外科学会や日本美容外科学会の報告では、脂肪吸引の合併症として皮膚不整、左右差、皮膚壊死、熱損傷が挙げられています。海外論文でも、線維隔壁の処理不足や過剰吸引が仕上がり不良の主因とされています。機械の新旧よりも、層別吸引とデザインの重要性が一貫して指摘されています。
最新の機械を使っているから良いという話ではありません。同じ機材でも、吸引圧、カニューレ操作、層の選択で結果は別物になります。重要なのは誰がどの技術でどう吸引するかです。
脂肪吸引の名医条件は、派手な実績や最新機材ではありません。直美ではない経歴、時短をしない姿勢、層とLFDを理解した吸引、仕上がりを最優先する考え方、そして麻酔を含めた安全体制です。この視点で医師を見るだけで、失敗の確率は大きく下がります。

