耳介軟骨移植だけを入れて満足する症例ケースは実は日本人だと5%くらいだと主張しているクリニックがあります。これは実は一理あります。
土台組織が弱くてふにゅふにゅなのに、上に耳介軟骨を乗せたところで、沈んでしまう訳です。ざぶとん現象とも指摘されていて、ざぶとんを何枚か載せその上に人が座った場合、沈みますよね?これこそが耳介軟骨移植で起こりえる問題点=デメリットなのです。
実際に鼻を2ミリ高く設定したのに、年数が経つと沈んでしまって効果が無くなってし舞います。
耳介軟骨は元々柔らかいので、耳介軟骨移植やコルメラストラット法でもリスクは高くなります。一方、鼻中隔延長術は土台から強固にするため、静煮込みのリスクは低減されます。その代わり可動性が無くなりやすい。
勿論、鼻中隔延長術でも土台から崩れてしまう症例もありまして、それは固定源の位置が正しく設計されていなかったり、採取した耳介軟骨の量が足りずに十分な大きさの軟骨が取れない場合にも起こりえます。
なので、あらかじめその懸念がある人は肋軟骨をはじめから使用することもある訳です。
鼻整形や鼻フルの手術をする上では、CTでの診断をしてから治療プランを立てていくことをお勧めします。勘で手術プランを作ってしまう美容クリニックは安かろう悪かろうです。