糸リフトの頬コケ、影の爆誕で苦しんでいる人は多くいらっしゃいます。
糸リフトの原理として、皮下組織に瘢痕を意図して形成するので、ひきつれ(瘢痕拘縮)で強くなるとヒキツレが出てしまう事があります。
瘢痕が筋肉や皮膚につながっているので、筋肉の動きに連動して皮膚表面がひきつれて見えるという訳です。そしてこれを修正するのは非常に困難なものとなります。溶ける糸が溶けるタイミングで炎症が起こりますから、瘢痕組織が出てきてしまって、数年経過してもそのままひきつれとして残ってしまう訳です。
あるいは、最終手段ですが、糸リフトを入れた部分の癒着を剥がすため、針を用いて瘢痕を部分的に離断する修正手術があります。これはニキビ跡治療のサブシジョンに通ずるところがありますね。
浅い層に糸を入れているフェイスリフトというのは、一瞬はリフティングしますが、固定源が深い層と接続していないので、固定の効果がなくすぐに後戻りするわけです。病院によっては直後は効果が出るので変化あったでしょ!と言えるわけですが、完全なるまやかしです。
浅すぎず深すぎない位置に糸を入れる事が重要で、医師の技術力が顕著に出やすい部分となります。
浅すぎるとヒキツレの原因になるし、深すぎても変化が出ないということになります。