口の横にあるぷくっとした膨らみの原因は、必ずしも改善できるとは限らないです。
通称、口の横のポニョはモダイオラスと呼ばれる筋肉の原因の場合もあるためです。
赤ちゃんの頃は目立たなかったのに大人になってくると、口の横のポニョが目立つようになってしまった李するのですが、顔のボリュームが減ってくることが原因となります。無理くり脂肪吸引でこれを吸おうとする美容外科医がいるのですが、顔の動きがおかしくなりますので、大変危険なわけです。以上から、モダイオラスが原因である口の横にあるぷくっとした膨らみは改善が難しいということになります。
ただし、皮膚のたるみが起きたりすると、更にモダイオラスが目立ってしまうことがあるため、たるみを解消するための切開リフト=フェイスリフトでリガメント・SMAS処理をして顔を吊り上げることで改善できるケースがあります。また、同時に顔のボリュームが減っていることでモダイオラスが見えやすくなるので、脂肪注入やPRP注射などのボリュームを出す施術を追加で行って目立たなくすることもあります。
以上から分かる通り、モダイオラスによる口の横にあるぷくっとした膨らみは頬の脂肪吸引=ジョールファット除去で改善できる訳はありませんので、美容クリニックの中には避けるべきところがあると言えるでしょう。
ちなみに、口の横にあるぷくっとした膨らみの原因にはモダイオラス以外のケースもありまして、皮膚のたるみによるマリオネットラインや老化による脂肪の下垂もあります。これらの症例では、フェイスリフトや脂肪吸引が適応になることがあるので、正確な診断を行える美容外科医(最低限、形成外科専門医・JSAPS所属のドクターが良し)を選択する必要があります。