メーラーファット除去はすごく難しいもので、取りすぎてしまってマイナスの面が大きい整形になるのですが、適応としてはかなり少ないものとなります。なので、筋が入ったり、平坦になって、法令線が目立つといったデメリットがあるので、選択肢としては余り良い選択肢にはならないことが多い治療法となります。
実際に脂肪吸引をよくやっているドクターでもほとんど症例がない位です。
＊やるとしてもナゾラビアルファットを少しだけとる程度が多い
頬や顎下の脂肪吸引をした結果、カニューレの跡がついてしまって、ぼこぼこになってしまっている症例も多いもので、スーパーフィシャルファット＝浅い層の脂肪、ディープファット＝深い層の脂肪があります。目の下のクマ治療であるミッドフェイスリフトでは、ディープファットを骨膜ごと持ち上げることが出来ます。
結論的には、メーラーファット除去を積極的に吸いましょうと言っている美容外科医は地雷美容外科医の可能性が高いです。
目の下のたるみ取りでは、
・脱脂＋脂肪注入だけ
・脂肪移動術
での選択肢があるので、
裏ハムラ＋脂肪注入を同日にやっている美容外科医も良くないとの指摘があって、裏ハムラ法で剥離をした周囲の血流が悪くなるのですが、脂肪注入は血流が良くないと定着しないので、同じ日に剥離した空洞にしぼ注入をしても生着がよくはありません。
注入できる層も減るし、周囲の血流が悪くなる裏ハムラと血流が大事な脂肪注入を同時に行うメリットが無いのです。
腫れてむくんで圧力が高まる状態と脂肪注入は相性が非常に悪い訳です。
裏ハムラ法をやって半年くらい経過を見て後日注入することは可能です。
必ず目の下のクマ治療は、形成外科専門医JSAPS所属のドクターから選択を行うようにしてください。
