鼻中隔延長術でsupratip(スープラチップ)の丸みが発生する失敗があります。
鼻中隔延長術で鼻先を伸ばしていくと、鼻先の上の部分=スープラチップと呼ばれる皮膚が前方につきだしてしまうデザインがあります。
これが不格好で、オウムのくちばしとか揶揄されることがありまして、修正の対象にもなり得ます。必要以上に延長量を増やしてしまうことが原因でもありますが、予防策として鼻背部軟骨移植で繋ぎを作るといった施術も可能です。
これだと延長量を維持しながらもsupratip(スープラチップ)の膨らみを予防することが出来ます。デザイン的にもこだわって鼻中隔延長術したい人はこの辺の術式まで対応している外科医を選択すると良いと思います。
例えば、大手チェーンクリニックの鼻先延長の手術は正規の術式で行われておらず簡略化といわれるもので、手術時間を見ると分かりやすいのですが時間は60分です。一方で、こだわってやっている病院だと3時間位の手術時間を程度かけていることが多いです。
感染対策で鼻のオペでもドレーンを使用していたり、麻酔科専門医が執刀医と別について分業により手術の質を向上させていることなどもあるので症例写真のビフォーアフターだけで判断するのではなくて、中身を見るべきだと思います。症例写真は長期的な予後を確認できないケースが多いのと、成功例しか掲載せずに失敗例を隠しているクリニックも多いので。