これまで目の下のクマ取りで経結膜脱脂だけしかやってこなかった外科医がここ最近、脂肪注入とセットでの提案をする症例ケースが増えています。
目の下のクマの種類にもよる訳ですが、経結膜脱脂法だけでは、クマの凹んだ部分を修正することができないためです。凹んだクマを改善することができないので、脱脂後に影クマが残ったように感じてしまい、手術が失敗した!という感想を持たれる方がいるのですが、これはそもそも誤りです。
例えば、目の下の膨らみ+たるみ+凹みもあるタイプに、経結膜脱脂だけを行っても膨らみ部分しか改善はしないですよというのは明確で、たるみや凹みに対してのアプローチは別に考える必要があるためです。
これをカウンセリング時に術式を網羅している美容外科医であれば説明してくれるのですが、経結膜脱脂だけしかやっていない美容外科医の場合、説明すらしてくれません。というよりかは手持ちの術式が無いので提案することができないという表現の方が近いでしょう。
例えば目の下の脂肪取り+ピュアグラフティング、リポトランスファー、ライポライフ、コンデンスリッチファット、ナノリッチなどの施術は凹みをカバーすることができます。遠心分離器にかける脂肪注入法だと、遠心分離のタイミングで脂肪細胞が壊れてしまうといった指摘もあるので、遠心分離を嫌がるドクターもいます。
定着率については、ピュアグラフティング80%、リポトランスファーで50%位と考えておくと良いでしょう。クリニックの公告方法によって数値にばらつきがありますが。黒クマと赤クマで悩んでいる人は参考にしてみてください。