エラ削りで海綿質=板間層を削り取ってしまった結果、後遺症リスク増 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

エラ削りで手術後に、骨がひび割れてしまったり、後遺症を発生するタイプの症例、実は結構ありまして、術式が関係していることがあります。

 

エラ縮小術において、海綿質=板間層と呼ばれる部分まで削り取ってしまうケースでは、海綿質の中を走行する下歯槽神経を損傷するリスクがあります。

 

 

外板切除の皮質ギリギリまでの剥離にすれば神経を損傷することはないですが、それ以上に剥離して進めていくと、

 

・出血が止まりづらくなる
・下歯槽神経の損傷のリスクが上がる
・骨がボロボロ割れてきたり強度の心配が出てくる


などのリスクが高まるので、削りすぎてリスクを増大させないために、外板切除の際、外板自体を剥がしてしまう手術方法は取らない外科医もいます。大きな変化を出したエラ削りの手術にはそれなりに機能的な後遺症の懸念が高まりますよということです。症例写真では機能的な後遺症まではわからない所なので、成功と失敗とを評価できません。

 

これが輪郭整形の落とし穴としては非常に多い内容となります。