埋没法でデザインが気に入らないからと言って何度も抜糸や修正を繰り返すのは得策ではない。
こうした相談は結構多いのですが、
・1㎜幅を広げたい/狭めたい
・左右差が1㎜気になるから調整したい
といった内容のものが多くあります。
ですが、誤差1㎜のために抜糸して再修正というのは得策ではないように感じます。
埋没法といえど多少なりとも瞼に傷が残りますし、皮下組織への負担もあります。
幅を狭めるとしても、年齢と共に瞼もたるんでくるので、自然と幅自体は狭まることが多いため、修正を繰り返すのではなく様子見でよろしいのかと思います。目の左右差についても、目の開き具合、筋肉量や骨格、脂肪量、皮膚の厚み、蒙古襞の状態などが左右で異なることもありますので、完全に左右差が同じという人はほとんどおりません。
なので全く同じ5㎜の二重幅に設定して埋没法や全切開の二重整形をしても、左右差が残ることがあります。
それをそろえることは物理的に不可能なケースもありますので、完璧に一致することは難しいと考えてください。
埋没法を何回も繰り返している人で、抜糸をしようとしたところ、
・糸が裏側に露出している
・ぐじゅぐじゅになって感染していた
・瘢痕跡が無数にあった
・糸が取れなかった
・眼瞼下垂症をおこしていた
などの後遺症が出てしまっている症例もあります。
軽率な美容整形は避けられるのが賢明です。