鼻尖縮小や耳介軟骨移植では限界があるだんご鼻修正能力。
耳介軟骨移植で解消しない症例の原因ですが、
・耳の軟骨が柔らかいため
・鼻翼軟骨に沈み込んでしまうため
・多少なりとも吸収や後戻りがあるため
・延長量に限りがあるため
最近の鼻で有名な医師の学会論文でも、耳介軟骨を多く使っていたドクターが最近になって、耳介軟骨は鼻を支えられるまでの強度を持っていないと指摘しているものが見られました。元々の鼻の軟骨がぐにゅぐにゃで柔らかい人は特に沈み込みによる後戻りが起こりやすいため、耳介軟骨移植だけでは満足度が下がってしまう恐れがあるのです。
鼻中隔延長術（ストラット法）で土台をしっかりと作る提案をされた方の多くは、だんご鼻や鼻が低いタイプの中でも軟骨が柔らかくてぐにゅぐにゅしている方が多いかと思います。まずは土台が強固でなければ鼻先延長もくそもないからです。
鼻翼軟骨に耳介軟骨移植をしたとて、数年経過して鼻が低くなってしまいます。
そのため、2㎜の延長量は取れるといえども、だからと言って単純にだんご鼻整形に向いているとは言えず、症例によっては耳介軟骨移植や鼻尖縮小では効果を期待できないこともあるのです。
他院修正を良く行っている病院だと、この事実に気が付いているのかと思います。
