脂肪吸引を行った箇所は、再度脂肪吸引を行おうとすると組織が硬くなっているので吸引の難易度が上がります。
場合によっては難しくなる症例もあるので、初回の手術がすべてだと思ってください。
一度皮下組織が傷ついたことによって、強靭に再生された瘢痕組織ではカニューレを操作しづらく、どの部位でも脂肪吸引が難しくなっている事実があるのです。なので切開リフトを将来行いたい人が頬や顎の脂肪吸引を行っていたためにSMASが損傷されていてボロボロになり、フェイスリフトを行う際にそれがマイナスに働いてしまう懸念もあります。
取るなら1か所1回の手術で完結させるのが賢明な判断です。
ベイザー脂肪吸引やアキーセルでもそれは同じことです。
尚、太ももの脂肪吸引や腹部の脂肪吸引は多い方で4000cc程度の脂肪を除去できる症例もあるのですが、BMIが高い方(30以上の方)は手術ができない可能性もあります。*BMI…(体重(kg))÷(身長(m)×身長(m))
その理由は、
・貧血や脱水リスクがある
・点滴や麻酔管理が困難
です。
×無理をして手術を強行させているクリニック
×命の危険がある大量な脂肪吸引(韓国の整形外科に非常多い)
×形成外科専門医や麻酔科専門医がいないで手術を行っている病院
×カウンセリングで良いことしか言わない美容外科
などは避けることをオススメいたします。