鼻骨骨切りと同時に鼻尖形成や耳介軟骨移植はできるのでしょうか。
これの答えはYESです。
鼻骨骨切りを行われる方の特徴は
・鼻筋が太い
・ハンプが張っている=ワシ鼻
・鼻が丸い
などが併発している症状の方が多いので、単純に鼻骨骨切りを行っても鼻が綺麗にならないことがあります。
そこで、鼻先の手術=鼻尖形成や耳介軟骨移植を組み合わせることがあります。
精密な鷲鼻修正術は、鼻骨をのみで削るのではなく超音波骨切り機で骨切りを行うことがあります。
ノミを使用した場合、トンカチでコツコツヒビを入れるように削っていくのでどうしても骨が割れながら小さくなっていくイメージとなります。その場合段差が生まれたり、斜面が滑らかにならないことが懸念されるのです。
何より無駄な骨までヒビを入れてしまうことになりかねないので手術の質的には下がります。
超音波骨切り機を使用した骨削りのメリットは、必要な切除量だけを削れることや粘膜や血管の損傷がないのでスピーディに手術を終えることができ、無駄にダウンタイムが長引くこともありません。
*あくまでもオープン法での手術のみで、クローズ法での鼻骨骨切り幅寄せの場合ノミを使った手術になる
感染対策にも気を配っているクリニック選びを
鼻の手術で最悪なのが感染です。
感染対策ができていないクリニックですと、術後のトラブルを引き起こす確率が上がり非常にもったいないです。
手術後に2週間経過しても痛み・炎症・腫れが収まらないなどの違和感が感じた場合には、感染の可能性があります。
形成外科専門医の判断がここでも必要で、抗生剤点滴や内服薬でリカバリーを行ったり、膿を取り除く切開処理を行うこともあります。それでも改善されない場合には、プロテーゼや軟骨あるいは異物の抜去をすることがあります。