軟骨移植の隆鼻術や鼻尖形成で鼻が曲がる失敗例がある | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件

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①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

軟骨移植の隆鼻術や鼻尖形成で鼻が曲がりますか?というのは患者さんの中で疑問視されている方も多いかと思います。

 

●●クリニックで手術をする人は絶対に鼻が曲がるといったことを言われている方もいるのですが、実際には曲がる手術方法でやってしまっている病院もあるのは事実です。

 

 

特に自家組織移植術で隆鼻術を行った鼻の整形です。

これは鼻がボテっと見えやすい+よく鼻曲がりします。

 

耳介軟骨を細分化して筋膜で包んで鼻筋に入れる手術法は数年~10年経過で次第に吸収されたり曲がっていくことがありまして、気付いたら鼻の形が変形しているといったことが起こり得ます。また癒着が強く付くのでプロテーゼの様にすぐに抜去したいと思っても容易にはできないことが分かります。無理くり剥がすと皮膚まで陥没したり壊れてしまい懸念があるためです。

 

その他、鼻先形成のケースですと、

・軟骨移植をする部位の皮下脂肪を多く取り過ぎる

・保存軟骨を単独で使用して吸収される

・延長量が大きすぎる

・ワーピング変形が起きる

などで鼻曲がりが起こる可能性があります。

 

あとは鼻が曲がっているように見える形に鷲鼻・鉤鼻のケースがあります。

ハンプが張っているので、光の当たり方によっては鼻が折れて曲がっているように見えます。

 
これはもともと鼻筋は高い人が発生しやすい特徴ですが、欧米では鼻を高くする手術ではなくてハンプ切除の手術がほとんどです。悪目立ちしている鼻を改善したい症例で鼻骨骨切り+鷲鼻修正のハンプ切除を組み合わせることで鼻を小さく上品にする手術が行われています。これも高い技術が求められます。