眉下リフト後に眉毛挙上の癖によって不自然な皺や引き連れが生じる失敗 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

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①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

眉下リフト後に眉毛挙上の癖によって不自然な皺や引き連れが生じることがあります。

前頭筋の収縮によって眉毛を上げる癖がある方は要注意です。

 

これはもともと眼瞼下垂症を併発しているタイプの患者さんによく起こり得るもので、眉毛挙上に伴う引きつれ感や目頭~眉頭にかけての不自然な皺なのですが、一般的に術後2か月程度で消失してしまうことが多いのですが、それでも改善しないケースにはボトックス注射で改善を試みることがあります。

 

 

この不自然な皺が出現するのは、12mmを超えるような皮膚切除を行ったことが原因であることが多いです。

皮膚を取り過ぎて眉毛が下がり過ぎてしまうことも関係してきます。

 

デザイン的な注意点で、紡錘形(ぼうすいけい)の上の縁を有毛部よりも下にデザインしてしまうと眉尻が「への字」タイプになって不自然に下がることがあります。

 

男性や眉毛の濃い症例では、2mm前後眉毛の中に入れて切除することでリスクを最小化することができます。

勿論、眉毛が少し細くなるリスクはあるのですが、それではデザイン的な失敗を避けるためのリスクとリターンの関係によるものでしょう。

 

二重全切開と違って、眼瞼下垂や眉毛下切開は目と眉の距離が近づいてくる変化はある程度起こり得ることが予測されます。

必ず術後のシミュレーションを正確に行って、医師とデザインを共有するようにしてください。必ず形成外科専門医の基で診断を受けられると強く推奨いたします。