貴族注射(貴族フィラー)でほうれい線が消える人と消えない人がいる | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

貴族注射(貴族フィラー)は、鼻翼基部にヒアルロン酸注入をすることでふっくらと中顔面を持ち上げる治療です。いわゆる俗語で韓国の病院がネーミングしたキラキラ整形手術の一種です。

 

実は昔から日本の美容外科でも行われていますが、貴族手術・貴族フィラーという変わったネーミングを付けたことでそこに飛びつく人が増えている状態です。

 

効果や適応は以下の通りです↙

・横顔のゴボ口感を解消する

・ほうれい線を薄くする

・中顔面を立体化させる

・鼻を高く見せたい

・プロテーゼを入れたくない人向け

 

 

若いのにほうれい線が目立っている方は、メーラーファットが多すぎることだったり、骨格が原因で中顔面が陥没している可能性があるのですが、上顎前突を治す両顎手術やセットバッグはとても大きな手術となるわけで、ここまでは踏み切れない方も多いのです。

 

そういった場合、貴族手術や貴族フィラーは少しでもゴボ口を目立たなくする方法としての役割は期待できます。

 

逆に、40代以降でほうれい線が目立ってきているのであれば、骨格的な原因ではなく皮膚のたるみが影響を及ぼしている可能性があります。その場合には、貴族手術や貴族フィラーは適応外になります。たるみ取りの切開リフトやフェイスリフトで原因ごとに対策することができます。

 

このように、貴族注射(貴族フィラー)では、ほうれい線が消える人と消えない人がいるので、正確な診断を受けるためにも形成外科専門医の診察を受けられることを推奨いたします。ほうれい線周囲は特に危険性があって、ヒアルロン酸注射が原因で動脈塞栓症をきたすケースもあります。むやみな注射はNGです。