日本人によくいる突出口。頬づえや舌の突出癖などが原因となることもあり、横顔も致命的に悪くなることが挙げられます。
歯並びの乱れではなく、顎の骨自体が前に出ているような重度の症例ですと、口元を下げる手術を行いますが、ルフォー+SSROやセットバックは後遺症が強くでるために、希望されている方の中でも実際に適応になる割合は少ないです。
口ゴボの治療では歯並びを改善する矯正治療か、ルフォー+SSROなどの骨切りの手術があります。
骨切りでゴボ口を改善するときに起こりえる失敗例としては▼
・たるみが出る
・鼻の下が長く見えるようになる
・笑顔が上がらない
・知覚鈍麻が残る
など機能障害の報告が多いため、術後に腹話術人形の様な筋肉の動き方になってしまっている人も多いです。
その割に顔全体の変化量としては数㎜の中顔面短縮効果なので、正直微妙なところだったりもします。
代わりに行える手術方法としては、人中短縮+顎削り(+隆鼻術)など下顔面のバランスを整える手術でカバーできる方はそちらを選択するケースもあります。これですと骨切りはせずに顔の印象を変えることができます。
突出口でEラインが整っていない方は一度レントゲンでチェックをしてみると良いでしょう。
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