鼻が低い、小鼻が広がっている、豚鼻などなど、東洋人は西洋人と比較すると鼻にコンプレックスを抱いている方が多く、特に女性はメイクでもごまかしにくい部位ということもあって、最終手段として美容整形を考える方も少なくありません。鼻は顔の中心に位置することから意外と目に留まりやすく、顔全体の印象を決めてしまうこともあるので、思いきって隆鼻術を受けて自信を持ち明るい笑顔になる方が良いのではないでしょうか。
隆鼻術にはいろいろな方法がありますが、まとめると
・プチ整形、ヒアルロン酸注入・クレヴィエル注射・レディエッセなど
※フィラー注射で、わずか数分程度の施術で一年から三年効果が続き、ダウンタイムもほとんどない
・PCL素材(オステオポールやGメッシュ)
※危険性は上がる
・プロテーゼ挿入
※シリコンプロテーゼやゴアテックス
・自家組織移植
※耳介軟骨や肋軟骨など
自家組織移植とシリコンプロテーゼどちらが良いのかと言うことになると、ツンと鼻を高くしたいのであればシリコンプロテーゼ。
異物無しでやりたい場合には自家組織移植という区分けをされることが多いです。
自家組織移植のデメリットとして、鼻が曲がりやすい・修正がしづらくなる・皮膚の凸凹などが懸念されますので、そこは将来的に考えると注意を払う必要があります。I型プロテーゼ(ごく稀にL型プロテーゼ)は入れ替えや抜去が比較すると容易なので、その点はメリットがあります。
鼻の整形で自家組織移植を行うのであれば、
・変形や鼻曲がりのリスクを最小化できる医師
・修正手術も慣れている医師
を特に確認するのが良いです。
プチ整形は効果があるのか
小鼻が広がり気味で鼻筋が通っていないということがコンプレックスの場合、
プチ整形で解消するのであれば、
・ヒアルロン酸注入やクレヴィエル注射を定期的に受ける
・BNLS注射で鼻先の脂肪取り
・小鼻の広がり対策としてボトックス注射
などの手法もあります。
これらは異変を指摘されることは少なくナチュラルに変化をつけたい方に向いているのですが、修正を繰り返す必要があるのと、他人から分かるレベルの効果を出すことが難しいこともあります。
注入後からダウンタイムの経過を報告されていますが、三日目くらいまでは腫れというかむくみが現れているようで、顔全体が何となくむくんで重たい感じがします。触ると痛身を伴うこともあるので、ダウンタイムの間は少し患者さんには違和感が残ります。
失敗例としては、
・鼻に触れられてもぶにょぶにょする
・鼻がシュッと細くならず変化がない
・動脈塞栓を引き起こし感染する
・デザイン的な操作性が低い
などが考えられます。デメリットも踏まえたうえで施術にのぞむようにしましょう。