日本人を含め東洋人は頬骨が突出しているのが特徴で、頬骨が突出することで顔が大きく見えるだけではなくゴツゴツとしたイメージを与えてしまいます。平均的な顔の横幅は15cm前後となります。これよりも大きく横に張り出している方は手術が向いていることがあるでしょう。
顔が横に大きい症例では頬骨削りを行うのが効果的で、頬骨を移動させる手術では耳前部を1センチ程度切開して頬骨弓起始部を骨きりし、上顎口腔粘膜を左右5センチ切開して骨膜下を剥離して頬骨体を露出させていきます。この頬骨弓から頬骨体にかけて幅1センチ骨を切除し、分離骨部分を前内方へと移動して2カ所チタンプレートで固定していきます。
一般的に手術時間は2時間程度かかり術後3日間は強く圧迫して腫れを予防し、1週間前後は鈍痛程度の痛みがあります。
頬骨削りによって下眼窩神経付近を剥離していくためしばらくの間は頬の感覚が鈍くなり痺れが起こることがあります。通常は術後2週間~3ヶ月程度で徐々に回復していくので心配はいりません。
また顎関節前部の腫れがあるため、しばらくの間は口があけにくくなることがありますが、徐々に回復していきます。
頬骨削りは最大限に頬骨を切除していきますが、頬骨弓の突出の程度によって効果は異なりますし、わずかな左右差が生じてしまう場合もありますから、医師の技術が大変重要な手術となります。
突き出た頬骨は顔が大きく見えるだけではなく頬がこけて見えるため実年齢よりも老けて見える原因になってしまいます。
頬骨削りは口の中や耳の横の生え際などを切開して手術していきますから、傷跡も目立ちにくく確実に顔の印象を変えていくことができます。
術後一時的に腫れは生じますが優しい女性らしい顔立ちにすることができますし、顔も小さく鼻が高く見えるというメリットもあることから人気の美容整形となっています。
ただ頬骨削りは輪郭形成手術となるため全身麻酔下で行うおおがかりな手術となり、副作用やリスク・合併症などの問題もゼロではありません。
術後の腫れや痛みはもちろんのことと、痺れや知覚麻痺・気道閉塞による窒息などのリスクも考えられます。
痺れや麻痺は術後ほとんどの人が生じる副作用ですが、半数程度は半年程度で回復します。ただ残りの半数は永久に痺れや麻痺が残ることもありますし気道周囲の腫れが強くでた場合には気道が閉塞してしまい呼吸ができなくなってしまうこともごく稀に起こります。
こういった症状は手術当日に起こることがほとんどなので、必ず医師が常駐している施設に入院する必要があります。このように頬骨削りにはリスクも伴いますから、技術の高い経験豊富な医師を選ぶことが大切です。
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