医師の実力を調べるうえで、形成外科専門医かどうかをチェックすることがあるのですが、形成外科学会にも会員と専門医とでどちらが良いのか、わからないという方もいますね。
たとえば形成外科学会の会員であれば、入会の費用をお支払いして→日本形成外科学会評議員2名の推薦状があれば入会することはできます。一方で、専門医となると、2年間の卒後初期臨床研修を終えた後、日本形成外科学会認定研修施設もしくは教育関連施設にて4年間の後期研修を行う必要があります。
なので、最短でも、卒後合計6年間の研修が必要となります。
この間に、基礎的な技術を習得していくことができるのです。
一方で、最近多発する、なんちゃって美容外科医の場合、この工程を省略して美容外科医になっているケースが考えられます。
もちろん、基礎的な部分が飛んでいるので、解剖学的な知識はないということが懸念されています。
具体的には、下記の様な事を研磨していないということになります↓
熱傷・創傷治癒・瘢痕・ケロイド治療 、顔面骨外傷・切断指、先天奇形(みつくち、指が6本ある、顔の変形があるなど)、良性腫瘍手術、悪性腫瘍・手術後の再建(乳がんで切除した胸の再建など)、慢性潰瘍をお尻の筋肉などで移動させて修復、顕微鏡下手術(細かい血管吻合を必要とする手術)、美容外科(二重瞼や眼瞼下垂など)
※美容外科医はすぐにチェーン店の○○美容外科に就職して、20代で院長になっていたりする医師もいますね。
また美容外科学会を調べるうえでも、JSAPSかJSASかをよく見るようにしてください。
医師の経歴の差としては下記のようになります▼
★JSAPS・・
・大学の形成外科などでの研修が必要
・形成外科学会認定の形成外科専門医がいるクリニックで研修
・美容外科手術すべてにおいて実績提出が必要
★JSAS・・
・医師免許があればどの診療科でもよい
・美容外科で勤務していればよい
・5年診療すればよい
以上を踏まえて、正しい医師選びをされることをお勧めいたします。
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