今回のお芝居では、星の王子様のキャラクターに扮した生徒たちも一つの目玉。
プロローグでとむさん演じる王子様はもう本当に可愛くて可愛くて。
壮はいやー、この人本当に狐が似合うのですな。
劇中でも狐になってるんだけど、着ぐるみ着なくても狐に思えるって相当なものだと思う。
蘭乃はバラの花と王子なんだけど、バラはともかく王子がコンスエロを演じている関係上、どうしても黒塗りになってしまう。
ただ声は本当に子どものようで、トップ娘役になる前にもっと少年役とかを見たかったなあと思った。
まあ、背が大きいので難しいかな。

筆者、もともと飛行機が好きである。
視力が悪いし体力もないのでパイロットになろうとは思わなかったけれども、鉄子ならぬ空子?だろうか。
なのでこういう航空ネタ自体も好きなのだ。
サンテックスたちが開拓した航路はまだ飛んだことはないが、いつか飛んでみたいと思った。

また、星の王子様も子供のころに読んだだけで、それほど詳しく内容を覚えていなかったが、この年齢になって改めて読むといろいろなことを感じられた。
人間の土地は読んだので、今度は夜間飛行を買って来月のフライトに備えよう。

CONGA!についてはまた改めて。
嫌な予感は当たるものだ。
集合日の退団者発表で、愛音の名前があった。
あー、あの近松は餞別だったのか、と思うと一公演だけでも見れて良かったと思う反面、切ない気持にもなった。

さて、まずはお芝居のほうから。
サン=テグジュペリが記した「星の王子様」は名作として、世界各国で読み継がれているが、子供のころに読んだきりで内容自体を忘れていた。
観劇にあたって再度読み返したが、大人になってから読むとまた違った気持ちで読むことができた。

とむさん演じるサンテックスは、貴族然としている良い男。
お芝居もコンスエロとの愛もだが、飛行士仲間との絆や男の友情が見ていてとても清々しかった。
特に退団する愛音と雪組トップ就任が発表された壮との関係性は、涙なしには見られなかった。
愛音の最後の歌、行方不明になったサンテックスを思う壮演じるギヨメの歌、そして空に散った仲間を思い歌うとむさんと飛行士たちの歌…。
正直、脚本家が谷ということであまり期待していなかったが、想像以上に良かった!
ここ最近、なかなか予定が立たないことが多く、回数をそれほど見られなかったが、見ごたえのある作品だったと思う。

この公演のつぼとしては、とむさんが爆睡している状態で、仲間たちが「空を飛ぶ~本を書く~」と歌うシーン。
とむさんの腕をぷらぷら動かす、柚香と水美がとってもかわいいのだ。
他にもイケメンパイロット達のナンバーも見ていてとっても幸せだし。

反面、娘役は蘭乃はなんだか唐突に登場し、唐突に踊り、唐突に星の王子様になるといった印象。
なんだかこの辺は谷クオリティ健在だ。
他には桜がこれまた唐突にあらわれる、とむさんの愛人役。
組替で本公演初の華雅は、愛音の恋人役でなかなか目立っていたと思う。
華耀は落ち着いた感じで、美しいギヨメの妻を演じていた。
最近、「人間の土地」を読み終えたのだが、そこでも登場している。

パイロットチームとその妻たちの他には、コンスエロに言い寄る春風。
出演している時間は短いが、得意のダンスを活かす場面をもらっていた。
でも春風と蘭乃が演技していると、そこだけ宙組か?という錯覚に陥った。(笑)

さて、本編の登場人物とは絡まないものの、レオン・ヴェルトをめぐる人物にも触れておこう。
まずは星の王子様をささげられたレオンを演じたのは、専科の汝鳥。
どの辺が子供の心を持っていたのかは解らないが、ユダヤ人としての辛い過去と戦争が終わってそれを克服した姿を上手に演じていた。

レオンを訪ねてきたホルストは望海が。
ホルストはナチス・ドイツの将校で、サンテックスを撃ち落とした人物だ。
作中でも星の王子様の蛇として、サンテックスを撃ち落とすシーンを演じた。
ホルスト自身、実際に星の王子様のファンだったらしい。
加害者として抱えていた心の痛みを、レオンとコンスエロによって救われる役どころ。
難しい人物を望海らしく演じていた。

レオンの孫娘のポーレットは、桜咲が。
本公演でこれだけの抜擢は初ではないだろうか?
もともと声が良く、宝塚の娘役らしい生徒なのでとても可愛らしかった。

他にもまだまだ書きたいことはあるが、今日のところはこの辺で。
とむさんの同期・涼と娘役スター・白華のサヨナラ公演、そして十輝が新加入ということで、話題に事欠かない公演だった。
お芝居のダンサ・セレナータは、当初、メモリアル・アゲインというチープなタイトルだった。
遅筆らしい正塚先生ならではか。

内容は正塚先生お得意の、どこの国か解らない架空の国でのお話。
しかし、どうやらカーネーション革命辺りがモデルとなっている模様。
どこかマリポーサとも似ている感じがする作品だった。
全体としてはとにかく柚希に踊らせて、涼は大人のいい男の役で、白華はルチア様再びという感じで車いすに乗って。(笑)
紅は久しぶりの大人な役で、こういう役をもっとやらせて経験を積ませたらいいのになあと思った。

ショーはなんだかコンセプトが良くわからないまま終わった感があった。
何でセレブなのに、悪者を倒すゲームが出てくるんだろうとか、色々…。
それにしても十輝は宙ではそこまで思わなかったけど、やはり大きいなあ。
あとは鉄板の紅のお笑いシーン。

そして、涼さん・白華さんご卒業おめでとうございます!
内容的に薄っぺらい記事ですみませぬ。