SoL、続いては二部のブロードウェイ編。
ブロードウェイのミュージカルスターを夢見る若者達の物語である。

第二部は冒頭から大爆笑。
月央演じるピエール先生が、長い春の果てにでの白姫のようなおしりフリフリのウォーキングで、しかもオネエキャラときた。
このピエール先生、春風演じるイケメンくんがお気に入りのようで、唇を奪おうと必死である。
イケメンくんも徐々に抵抗がなくなってきたようで、千秋楽付近ではよもや?という状況だったそうだ。

このシーンではとむさん、緑の革ジャンを着用しているため、筆者が観た時にピエール先生から「のろまな亀ね」と言われていた。(笑)
オーディションの会場で蘭乃と運命的な出会いをするのだが、ピエール先生のアドリブが場をさらっていくので、あ、そういえば出あったんだっっけ?的な印象になってしまった。
梅芸千秋楽も色々やってくれたようで、スカステが楽しみ。

無事、オーディションに合格したとむさんたち。
ここで筆者的にはピエール先生セレクション?と勝手に思っている、鏡の場面になる。
仮にミラーファイブと呼ばせて頂こう。
メンバーはとむさん・春風・瀬戸・冴月・芹香の5名である。
ここに冴月?とちょっと思ってしまうが、確かにダンスの実力はかなりのものなので納得。
とにかくこのミラーファイブ、イケメン大集合で目が足りない。
紅5に続いて、ぜひともユニットとして活動して欲しい。(笑)
そして彼らに見つめられる鏡になりたいと思った。

ここではブロードウェイのスターという、一筋の光に向かってとむさんが歩いて行ったということなんだろうなあ。
ようやくこの記事を書くことができる。
"R"ising以来のとむさんのコンサート。
ライジングもとってもいいコンサートだったが、久々の酒井澄夫登板に期待が高まる。
Streak of Light(以下、SoL)は三部構成で、第一部はいわゆる男役蘭寿とむを全面に出す構成であり、第二部はブロードウェイを舞台に繰り広げられる人間模様、第三部は宝塚メドレーとなっている。
一筋の光目指して進んでいくというコンセプトのもと、それぞれのシーンが作られていた。

さて、まずは第一部の男役蘭寿とむ!!
のっけから、客席に語りかける系の歌が始まり、観客一同を赤面の渦に巻き込んだ。
とむさんは最初からノリノリで、通路側や前方のお客さんに絡む絡む。(笑)
その後、この作品のテーマソングであるSoLを歌い、出演者達が踊るのだが・・・。

とむさんがかっこいいのは言わずもがな。
この公演で筆者は春風の男前度がグッと上がっていることを確認した。
もともとスタイルも良し、歌よし、ダンスよしのバランスのとれている男役だし、イケメン&色気のある男役だなあと思っていたのだが、花組に来てさらに開花したのだろうか?
円熟味が増したという印象であった。

色々と書きたいことはたくさんあるのだが、要点だけ。
時節に合わせてハロウィンのシーンがあった。
ゴスロリの衣装を着こなしている花野はさすが!
人形の目が逝っちゃってる感で踊る蘭乃もダンスが伸びやかである。
この人、本当に踊れる娘役なのだなあ、と思った。
こういう人間ではない存在に翻弄されるのは、とむさんお得意のパターンか?

そしてやはりANJU先生振り付けのタンゴが圧巻!!
リベルタンゴはもはや触れるまでもないタンゴの名曲だが、ANJU先生の振り付けは宝塚のタンゴの演出で、見ていて本当に感動した。

それぞれのカップルのポージングが美しく、カップルごとにスポットライトが当たる演出は観客に「おぉぉぉ」と言わせるだけのものがあった。
これは余談だが、最近、花組ではタンゴをよく踊っている影響もあって、実は筆者、タンゴを習いたいのだが、なかなかそのための時間が・・・。

さて、話を戻して・・・。
とむさん、タンゴのシーンでは蘭乃を脚で挟んだり、背中をツツーとなでたり、観ていて「キャー」となってしまうことを平気でやってのける。
蘭乃を脚で挟む際は、帽子を直しながら挟むの。軸が非常にしっかりしていないとできない芸当である。
また、蘭乃は見た目は幼い印象だが、かえってその見た目が下品なエロさにならないと思った。
肉感あるタイプの娘役とだったら、生々しくなりそうなので。
このタンゴのシーンだけでも通えると思った次第である。

タンゴに続き、とむさんのストーリーダンス。
通称、ネクタイプレイ(笑)とも言われていたが、このときの衣装はシャングリラで着用していた嵐のスーツである。
このスーツ、かっこよくて好きだったので、また観られて嬉しい。
もちとん、このストーリーダンスもANJU先生の振り付け。
ファンとしてはANJU先生、本当にありがとう!!!こんなにかっこいい蘭寿とむを見せてくれて。
と感謝状を贈りたいほどである。

とにかくどの場面も全てが全て良くって、永遠に終わらないで欲しいと思った。
筆者にとって娘役の双璧は、白城あやかと花總まりである。
結婚し子育てに励む白城のパワフルなママっぷりは、ブログを見ていても非常に好感を持つことができ、更新を楽しみにしている。
一方、花總はもう舞台復帰は難しいのかな?と思っていた矢先、長年マネージャーを務めていた和央から離れ、活動を開始した。

筆者は幸運にも白城のシシィは見ていたが、花總の初演も再演も見ることができなかった。
東宝シシィだって出来たのにな、と残念に思う日々が続く中、ついにガラコンサートではあるものの、花總シシィが発表され万難を廃して公演を見ることを決断した。
幸いチケットも1公演ではあるものの手に入り、至福の時を過ごすことが出来た。

本来ならばトートを語るべきではあるが、ここは自認するだけある痛い花總ファン目線で語らせていただきたい。
20代前半で臨んだ宝塚シシィが、16年の時を経て様々な経験をして再度シシィに臨んだ。
歌唱力も演技力もかなりアップしており、まさにシシィが君臨していた。
一幕のハイライトである私だけに。
彼女の熱唱は涙を誘い、歌詞の一つ一つを非常に丁寧に歌っていたと思う。
また、一幕ラストの鏡の間は、神々しく本当に美しかった。
これでこそ花總まり!である。

幸いにも初演キャスト版を見ることができ、男役としての一路を初めて見ることもできた。
高嶺、轟、香寿、朱など筆者にとっては幻のキャストたちであった。
宝塚を離れて長いにもかかわらず、男役は男役らしく、娘役は娘役らしくありさすがは宝塚といったところか。

二幕でも花總は年輪を重ねた皇后らしさがあり、孤独な戦いをひたすら続ける姿は感動的だった。
やはりエリザベートはこの人のためにある役なのだ、と思わせるだけの何かがあった。
現役の娘役が持っていない何かが。
花總の華々しい復帰が非常に良い結果で終わったと思う。
今後の活躍に期待したい。
モンテクリスト伯のメルセデスもとても楽しみだ。