今日は渋谷ユーロスペースでのハル・ハートリー監督特集上映から「ブック・オブ・ライフ」を。
映像的には時代を感じる所はあるけども、物語としてはこのご時世だからこそ、より身近でリアルに感じられる所もあって、抜群の面白さ。
上映後の嶺川貴子さんと佐々木敦さんのトークはその当時の数々のエピソードを聞けて、そこからハル・ハートリーの現在へと紡いで行くトークがとても面白かった。
映画もトークも最高だった。
物語が始まって、90年台だなあ...と思いながら観てたけど、それもまた味があって良かったし、御伽話のようでもあり、とてもリアルに感じられる所もあり、哲学的に語られる所もある物語と繰り広げられて行く会話が抜群の面白さだった。
混沌したこのご時世だからこその、世界の終わりと響き合う物語、その語り口がたまらなく良かったし、ハル・ハートリー監督作品が好きな理由の一つである、映画と音楽の共鳴という所での素晴らしさと言うのは、体感していてたまらない物があった。
PJ HARVEYの可愛さとカッコ良さを兼ね備えたあの演技と存在感があまりにも最高過ぎたし、ハル・ハートリー監督の作家性を楽しみながら、俳優陣の演技や存在感をしっかりと楽しめる作品でもあったから、最高だった。
嶺川貴子さんの曲の使われ方が抜群の格好良さだったし、いろんな曲が使われていたけど、音楽と共鳴させるからこその物語の面白さがそこにはあったし、ある種音楽を奏でるかのように映画を奏でる面白さもあったように感じた。
時に思わず笑ってしまう面白さを散りばめてくるあの感じが最高だったし、時に哲学的に語られるその台詞はトランプやネタニアフや高市に突き付けてやりたくなったりとして、時を超えた所で現実と響き合っていた所がたまらなく良かった。
物語が描かれて行く中での人間模様は、愛おしくもあれば、ろくでなし感もあって、人を描く面白さが溢れていたし、とても見応えあって面白かったな。
音楽の使い方がまた最高だったし、とても良い物を観れた。
上映後の嶺川貴子さんと佐々木敦さんのトークもまた抜群の面白さだった。
あの当時に関わってた人達だからこそのエピソードはとても貴重で、初めて知る事もあったり、なるほどなーと思う事もあって、作品の面白さを改めて実感しながら、当時から現在へと紡がれて行くハル・ハートリーの面白さとその魅力を3人のトークを通して知る事が出来て良かった。
嶺川さんの曲が使われたエピソードをとても興味深く聴けたし、使われた理由には非常に納得だった。
そして佐々木さんがハル・ハートリー作品公開時に関わっていた当時の話もまた貴重で、色々と知る事が出来て良かった。
その当時の対談とか、あれに載ってたんだなと思ったり、トリビュート盤の話には驚いたり。
あの時代だからこそと言う所もあるんだろうけど、良い時代だったという事は確かにあるなと。
その当時の話からもうすぐ公開の新作の話へと流れて行くその過程がとても良かったし、ハル・ハートリー監督の一貫した作家性だったり、脈々と流れ行く物を再確認出来て、とても楽しい時間だった。
繰り広げられて行くトークは掘り下げれば掘り下げる程、様々な事が出てくるし、ずっとお二人の話を聞いていたい位、抜群の面白さだった。
時を超えた所での物語の面白さや音楽の使い方の素晴らしさは観ていてたまらない物があったし、ハル・ハートリー監督の面白さをしっかりと堪能する事が出来たし、嶺川貴子さんとさ佐々木敦さんのトークで映画の面白さとハル・ハートリー監督を深める事が出来て最高でした。


