今日はヒューマントラストシネマ有楽町で「シヴァ・ベイビー」を。
不穏さが支配する、まるで針の筵のような居心地の悪さと気まずさの中で描かれて行く物語は、正にチーン🙏🙏🙏って感じの喜劇と悲劇で抜群の面白さ。
最後に思わずグッと来るあの終わり方がまた最高だった。
ある種好きなように生きている中で、面倒臭い事に呼ばれてしまって行ったは良いけど、色々と破綻して行くあのリアルさというのは、凄くよく分かるし、あの噛み合わなさ加減だったり、それぞれが好き勝手言うからこその居心地の悪さを描く面白さはあまりにも最高過ぎた。
自分達それぞれの立場がある中で、相手があるからこそ、と言う感じがしないからこその悪夢がそこにはあったし、とりあえず切り抜けて収めておきたい所を傷口のように広げて行くあの描き具合の面白さは身に詰まされる所もあれば、他人事としてみれば抜群の面白さでもあった。
後半の展開は「マルホランド・ドライブ」の終盤に出て来るアレと重なり合う物を感じながら観てたし、あくまでも現実に寄り添って描くからこその悪夢がそこにはあったし、投げ掛けられて行く言葉で心が埋め尽くされてしまう事のキツさと言えば良いのかな、あのリアルな描き具合が素晴らしかった。
居た堪れない気持ちと、他人事して笑ってしまう気持ちが並走しながら観るこの感じがまた最高だったし、身に詰まされるリアルもあれば、思わず笑ってしまうエンタメの面白さもあったし、ある種の人間の業を描いているからこその人間模様を描いて行く素晴らしさが溢れていた。
別にそうしたかった訳じゃないけど、巻き込まれて行く事で起きてしまう、喜劇と悲劇の物語のグルーヴ感が最高だったし、リアルだからこそ笑えるし、身に積まされるからこそのあの終わり方には思わずグッと来る物があって。
心というか、気持ちというか、そこを言葉じゃない所で感じられるあの瞬間、あまりにも最高過ぎたな。
ある種こんなに居心地が悪い作品もないなとは思うけど、この居心地の悪さは誰にでも起こりうる事だと思うし、だからこそとてもリアルで、他人事として観ると思わず笑ってしまうこの面白さはあまりにも最高過ぎたし、素晴らしい作品でした。

