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太陽の光を素直に取り入れる設計ってはやっていますよね?
日射取得ってやつです
工務店によっては南面はできる限り窓にして日射を取り込もう、そうしたら寒い時期でも暖かくなる自然の暖房と言われていています。計算ソフトだと日射取得して暖房するとエアコン暖房する時間が減るので電気代も得と言います。
でもとある施主では適度に南面に窓を設置しようと言います。昼間に日射を取り込んだとしても、夜になるとどうしても外気が冷えるのでコールドドラフトで冷気を感じて住みにくい家になると言うことです。
個人的には後者の意見が納得します。
では、どこまでの範囲が適切な南面の窓かと言うと。
施工によると思います。
適度に窓はつけた方が良いだろうけど、コールドドラフト対策で夜に南面の窓を温めれる仕様が必要かな?と思います。
やはり大きすぎると温める事が難しそうなので、その家の仕様や間取りに左右されると言う事でしょう笑
そして日射取得するとどんぐらい光熱費が変わるかと言うと。
まず計測したのは
・室内温度
・掃き出し窓の温度
・外気温
・エアコンの消費電力(縦線で数値は右側)
で、掃き出し窓の温度変化で日射取得しているかを基準にして、エアコンの消費電力で判断したいと思います。
基本的に室内温度は21〜23度になっています。
掃き出し窓に温度計をセットしているので日射取得してサッシが温まるまで時間がかかっています。
まず日射取得している時の9〜17時のエアコンの消費電力は1,375Wh
雨で日射取得が無い時の9〜17時のエアコンの消費電力は2,025Wh
その時に調べていて気づいたのは、日射取得していなくても外気温が高ければ消費電力が少ないと言う事です
掃き出し窓の温度が少しだけ高くなだていますが。外気温も他のデータより高いのが分かります。
そして消費電力は720Whと1番低い数値です