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치맥(BIGSTARで妄想)

BIGSTARで妄想を書き綴ってます。
クレームは受付ませんのでよろしくお願いします。
リクエストは受付ます。しかし、思いつかなかったら書けませんので悪しからずww

『どこに行きたいの?』
もう一度彼に聞いてみる。
「あーギンザ。ギンザにいきたいです」
彼は正しい日本語でそう言った。

『私も、この後銀座に行くから一緒に行く?』
「あ!ほんとう?ありがとうございます!」
そう言って彼はまたあの無邪気な笑顔を見せる。
私はなんだか恥ずかしくなって顔を背けた。
彼は不安そうに私の顔を覗き込む。

「めいわくか?」
突然なぶっきらぼうで思わず笑ってしまった。
『大丈夫だよ、じゃあ行こう!』
と2人でメトロへ向かった。

車内でたわいもない話をしていたら銀座まではすぐついてしまった。
私は仕事なので
『あっちが有楽町駅で、こっちに向かうと銀座。わかる?』
と彼におおまかな説明をしてあげた。

彼は「ありがとうございました…」
なんとも言えない煮え切らない表情。
『え?!わからない?大丈夫?』
「大丈夫です。わかります。」

じゃあなんでそんな表情なの?

でももう時間だ。
『じゃあ、日本を楽しんでね!私はこっちだから。』
彼と別れるのは少し残念だったけど、手を振って歩き出す。

なんだか楽しかったな。
人助けも良いものだと少し満たされた気持ちになった。

アポ先のビルに到着。
自動扉を抜けると広いロビー。
いくつかソファーやイスがおいてあり、半分くらいはサラリーマンで埋まっていた。
私のお客様は6F。
エレベーターで向かう。

いつも通り担当者に挨拶し、資料を渡し市況や新商品の説明をして今日は終わりだ。
『では、戻りましたらお見積もりをお送りしますね!ありがとうございました。』

またエレベーターに乗ってロビーへ向かう。

はぁ…会社へ戻るのも面倒だし少しお茶でもしてから戻ろうっと。
そんなことを考えているとエレベーターの扉が開いた。

出口に向かって歩き出す。
ロビーには相変わらずサラリーマンが数人座っていた…

その中にハーフパンツにリュック姿の人がキョロキョロして座っている。

『え?ウソ…』

思わず声が出てしまった。
さっきの彼がイスにちょこんと座ってキョロキョロしていたのだ。

「あ!ヌナ!」
彼は私を見つけると嬉しそうに駆け寄ってきた。
周りのサラリーマンが何事かと顔をあげる。
『ちょ、こっちに来て』
私は周りの目が気になり、彼の手を引いて急いで外に出た。

外に出て振り返ると真っ赤な顔をした彼が手を引いている私の手を見つめていた。

『なんでいるの?どうしたの?ずっと待ってたの?また場所がわからないの?』
私は疑問を次々にぶつける。

「あっ…手が…あの初めてで…」
真っ赤な顔で何かを言おうとしている。

『え?手?あ、ごめん』
「あ、いいです。初めて女の人と手をつなぎましたから はずかしい」

ウソ。そんな男の子なんているんだ。
なんだか私まで恥ずかしくなってしまう。
なんだろう。少し期待してもいいのかな。もう1度聞いてみる。

『なんでここに来たの?』

すると今までおどおどしていた彼とは別人と言えるくらい堂々と私を見る。
真っ直ぐな淡い栗色の瞳と目が合った。
「あなたにすぐあいたくなりましたよ。だからあなたをおいかけました。ここでまってました。あなたやさしくて綺麗です。だから好きです。」

こんな恋の始まり方もありかな?


fin.