치맥(BIGSTARで妄想)

치맥(BIGSTARで妄想)

BIGSTARで妄想を書き綴ってます。
クレームは受付ませんのでよろしくお願いします。
リクエストは受付ます。しかし、思いつかなかったら書けませんので悪しからずww

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あと、数メートルで家だ。
その間もBARAMは得意でない日本語で必死に話しかけてくれた。
飲み過ぎは良くないとか、大丈夫か?とか、私の身体を気遣ってくれた。

アパートに着く。
「ここです。本当にありがとうございます。」
B「え?ホテルじゃないの?韓国に住んでる?」

あれ?言ってなかったか…
「あ、そうなんです。私、こっちで働くことになって。韓国に住んでまだ数日です…うぇ…ぎもぢばる…い…」
B「あっ!トイレ、トイレ、どこですか?」
私はBARAMの前で吐いてしまうのだけは避けたいと必死にバッグから鍵を探して慌ててアパートのトイレへ駆け込んだ。

ギリギリ間に合い、何とか失態を免れた。
危なかったぁ…少しスッキリしたからお茶でも飲むか…

とトイレから出て立ち上がり台所へ向かう。
冷蔵庫を開け、お茶を取り出しふと寒いなと感じ、冷たい空気が流れ込んで来る方に目を向けると玄関が開けっ放しになっている。

私ったら、開けっ放しで…まーでも緊急事態だったから仕方ないか。
でも、扉を閉めなければと玄関に向かいドアノブに手をかける。


あっ…

そこには、アパートの通路から外を眺めているBARAMがいた。
「ごめんなさい。恥ずかしいところを見せてしまいました。寒かったですよね…?本当にすみま…」

B「大丈夫?僕は外を見ていただけです。」

本当にこの人は優しいんだ。
送ってくれ、さらには寒い中待っててくれた。とにかく申し訳なさがこみ上げてきて、思わずこんなことを言ってしまった。

「あの、少しうちで温まって行ってください。あと、ご飯もまだですよね?簡単な物なら作れますから。」
B「あー、でも、大丈夫です。ゆっくり休んでくだ…」
「お願いします!私の気が収まらないので、早く中に入ってください!」
私は無我夢中でBARAMの腕を引っ張る。
たいした手応えもなくBARAMが玄関に入ってきた。

B「失礼します。」
小さな声でBARAMが呟きながら靴を脱ぎ、部屋に向かって歩き出した。

B「あ、でも、ご飯はいらないです。少しだけ話をしましょう」



私はインスタントコーヒーのマグカップを2つ持って部屋に向かう。
テーブルを挟んで向かいにBARAMが座っている。

「美味しくないかもしれないですが…良かったら…」
とコーヒーを差し出すと、ありがとうと言って両手でマグカップを受け取る。
その時、目が合い、さらに手が触れ動揺しマグカップを落としそうになった。

ヤバいヤバい。
とんでもない状況だと改めて思う。
どうしよう。部屋に入れたものの、することもないし、この状況に正直テンパってる。
2人がコーヒーを啜る音だけが2LDKの部屋に響く。
こんな時、無駄に広い部屋って音が響いて困るなと気づいた。

沈黙を破ったのはまさかのBARAMだった。
B「あー…仕事大変ですか?」

BARAMから話し出すとは思わず、一瞬私は固まる。でも、気を遣ってくれたBARAMの行為を無駄にしたくない。
私はポツリポツリと仕事場での大変さを話し出した。
少し話し出すと、今まで溜まっていたのかどんどん話したいことが出てきて止まらない。
あーさっきから1人で話してる。BARAMさん、うるさいなーと思っているかな。でもどうしよう、話したいことが止まらない…

その間BARAMはひたすら、うん、あーそれは大変だとか、ずっと相槌を打ちながら聞いたくれた。
1時間くらい話し続けているうちに、もう自分でもなんだかよくわからなくなってきて、知らずに涙が溢れていた。
1人で不慣れな土地に来て、言いたいこともうまく伝わらず、相手の言ってることもうまく理解できずいつの間にかストレスが溜まっていたのか…
こんなにも日本語が恋しいと思ったことはなかった。

B「言葉…僕も日本の公演の時、苦労しました。だから、少し気持ちわかります。」

BARAMは一生懸命に言葉を選びながら日本語で伝えてくれる。
その気持ちがありがたくてさらに涙が出てきてしまう。
女が目の前で泣いてるなんて、迷惑に決まってるなと思うが、しばらくは涙が止まりそうもない。

それでも、私は明日も仕事だし、BARAMも練習終わりで疲れているしお腹も空いているはず。
私がしっかりしない限り、優しいBARAMは帰らないだろう。

「よしっ!明日から私、もっと頑張ります。BARAMさんと韓国語でスラスラ話せるのを目標に勉強します!」
B「おお。そうですか!楽しみにしてます。」

そう言ってニッと歯を見せて笑ってくれた。
B「じゃ、帰ります。ゆっくり休んで。」
と立ち上がり玄関に向かう。

私は感謝の気持ちでいっぱいだった。
玄関まで見送る。
するとBARAMが靴を履きながら質問してきた。

B「あの、、、何歳ですか?」
え。歳聞いてどうするんだろう?
でも、答えなければ。

「BARAMさんと同じです。」
B「そうですか。じゃあ、敬語はいらないです。あ、だから、よんじゅんでOK」

そう言って立ち上がり扉を開ける。
私はその気持ちが嬉しくて、ニヤけてしまう。
そんな私の顔を見てBARAMが続ける。
B「うん、笑うのいい。いつも笑って。あと、また辛くなったら話し聞くから。」

そう言い残して扉が閉まる。

私はその言葉に驚いてぼーっとしてしまう。玄関のドアノブを見つめたまましばらく動けなかった。

これは少し期待してもいいのか?今日のことは迷惑だったはずなのに。ファンだから優しくしてくれたの?いや、ファンだからってここまで親切にしてくれるか?え?どうしよう、、、


期待と混乱を胸にシャワーへ向かう。
今日の嫌なことは洗い流してしまおう。
そして、明日から頑張ると誓う。

私にはBARAM…よんじゅながいる。

なんて、心の中で言ってみる。
恥ずかしくなって乱暴に身体を洗ったら腕を引っかいてしまった。
でも、今はそんなのも痛くないくらい舞い上がってる。