卵が先か、鶏が先か。
俳優はセリフを覚えなければなりません。
また戯曲を理解しなければなりません。
どちらを優先させるべきか?
以前であれば、「戯曲理解」と即答するのですが
稽古回数や時間などを考えると
セリフを覚えるのが先の方がよい
という結論に、今時点で達しています。
セリフに不安があると
相手役がいる稽古で
稽古になりません。
セリフを覚える時に
戯曲理解も同時にしているので
覚えるのを優先させても
悪いわけではありません。
覚えていく中で
しっくりこないセリフにぶち当たった時
戯曲の深読みが必要になります。
簡単な戯曲であれば
深読みの必要も全くありません。
しかし、こだわりある作品だと
読解をきちんとした上で
自己演出をしていく必要があります。
今回、Gahornzでは
台詞覚えてから
ようやく戯曲理解へと進んでおります。
いや〜
このセリフの意味の取り方間違っていた
などの発見があり、修正しております。
読解ができたからそれで終わりではなく、
大切なのは
読解したものをどう表現するか。
本番まで、コツコツ進めてまいります。