セリフが先が、読解が先か | 工房長のぼやき

工房長のぼやき

チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

卵が先か、鶏が先か。



俳優はセリフを覚えなければなりません。

また戯曲を理解しなければなりません。



どちらを優先させるべきか?



以前であれば、「戯曲理解」と即答するのですが

稽古回数や時間などを考えると

セリフを覚えるのが先の方がよい

という結論に、今時点で達しています。




セリフに不安があると

相手役がいる稽古で

稽古になりません。


セリフを覚える時に

戯曲理解も同時にしているので

覚えるのを優先させても

悪いわけではありません。



覚えていく中で

しっくりこないセリフにぶち当たった時

戯曲の深読みが必要になります。


簡単な戯曲であれば

深読みの必要も全くありません。


しかし、こだわりある作品だと

読解をきちんとした上で

自己演出をしていく必要があります。


今回、Gahornzでは

台詞覚えてから

ようやく戯曲理解へと進んでおります。


いや〜

このセリフの意味の取り方間違っていた

などの発見があり、修正しております。



読解ができたからそれで終わりではなく、

大切なのは

読解したものをどう表現するか。



本番まで、コツコツ進めてまいります。