違和感を自覚すること。 | 工房長のぼやき

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チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

暗中模索。


さて、

セリフを覚えるというのは

心配がなくなってきたのですが

今度は、言ってるセリフの内容の

ブラッシュアップ。


言ってるセリフの

違和感を探します。



自分の中で強引に辻褄合わせていたり

今まで思ってたのは

もしかしたら違うかも?


といろいろな違和感を探し

それを解消するための模索がはじまります。



違和感を持ったとして、

実は違和感を持ち続けるのは難しいです。


というのも

自分の都合よく考えたり、

記憶を改ざんしたりすることで

違和感を何度か無視していて

気にならなくなっていたり

忘れてしまいます。



この違和感ときちんと向き合わなければ

やっている側は気にしなくても

お客さんは初見で見るので

この違和感を見逃してはくれません。



稽古を何度もしていると

仲間すらも違和感を失っていきます。


そのため、

自力で意識するしかありません。


方法としては

自分で自覚するために

客観的情報として

自分の声を聞く

というのも手です。


また違和感を探り出すために

セリフをあえて棒で読む……

一本調子で読むことで

発見したり。




この違和感が一つ解消されるだけで

劇的に芝居が良くなることが多々あります。


本番直前でも

本番中でも

見つけられれば勝ち。


最後まで諦めずに

探し続けます!