最高のパフォーマンスのための事前準備 | 工房長のぼやき

工房長のぼやき

チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

演劇って難しいなぁ、としみじみ感じています。


総合芸術の演劇は

いろいろな人が携わります。


携わった人たちが

最高のパフォーマンスを発揮すれば

とても良い作品ができるでしょうか?


通常であればそうなんですが、

そうとばかりとは限らないんです。


なぜかというと、

最高のパフォーマンスが

どの方向に向けられているかが

非常に重要だからです。


自分の力を120%発揮していたとしても、

皆と逆方向へ進んでいたら

足を全力以上で引っ張るだけです。


それぞれ主張をして遅々として進まない政治や、

解決策を模索してるつもりで

とんちんかんなことを言っている会議の状態に

似ています。


ある目標目的に向かうために

まず、それぞれを力を

なるべく同じ方向に向けることで

最高のパフォーマンスに近づけていきます。


そのために、事前準備がとても大切です。


この事前準備をやっているのと

やってないのとでは

結果が大きく変わっていきます。


なにせ、公演の準備を始めて

本番が終わるまで、怒涛ですから。


相手と意思疎通をして

うまくいかないところや

意見を聞くことは

事前にやっておき、

誤解がある場合は事前に解消しておく。


稽古でセリフを覚えてこない俳優は

セリフを覚えるまで稽古になりません。


セリフを覚えない影響から

他の俳優の稽古にもなりません。


本番空間で、

「何かを考え、作る」

というのも

セリフを覚えてこないのと一緒です。


無限の時間があり、自分1人であれば

何も言うことはありません。


しかし、有限の短い時間の中で、

様々な役割を担っているスタッフ陣が

本番という一つの目標に向かって

殺到するんです。


そんな時に

自分のことばかりでは、、、



まず、事前準備で

自宅なり作業場で作ったものや

考え抜いたことを持ち寄る。


現場では、

現場でしか擦り合わせられないことを

擦り合わせる場だと

肝に銘じておく。


また

お互いの仕事に敬意を持ち、

お互いにやりやすい環境を整え、

良き本番のために

譲るべきところは譲り、

譲るべきでない場面では

NOとはっきり言おう。


甘えすぎても

自分を主張しすぎても

仕事になりませんので、

バランスを取るのが必要です。



そんな事柄を

自分に照らして反省しつつ

今年はどんどんやっていこう!


と思っております。