脚本の修正 | 工房長のぼやき

工房長のぼやき

チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

さて、脚本の書き直し中。


最近気になったので、ちょっと調べてみると

「戯曲」「脚本」「台本」

何が違うか知っていますか?



「戯曲」は文学的な意味合いが強いとのこと。


「シェイクスピアの戯曲を台本に書き下ろす」

みたいに使うんだとか。


へ〜



「脚本」と「台本」はとても近いらしいのですが、

あえて区別するとしたら?



「脚本」は制作スタッフ向け

技術的な要素などを書いたもの



「台本」は俳優向けで

俳優が演じるために書いたもの



へ〜、へ〜



あまり意識したことはないです。


言葉について

「本を書くなら敏感にならなくては」

と思いますが、

まだまだ鈍感です。



「戯曲」「脚本」「台本」いずれにしても

書かれているのは、あくまで骨組みです。


実際、どのようにするかの肉付けは、

同じ本でも

関わる演出(監督)、俳優、スタッフによって

大きく変わります。


良きものが作れるならば、どの本を使っても良いと思います。



私が書いているのは、今回「脚本」です。



「俳優のため」でななく、今回の舞台全体の効果なども含めた内容となります。



舞台について、舞台セットも、照明も、音響も、

せっかく勉強しているのだから、

脚本に舞台効果を書き込んだ方が

どのようなことをやろうとしているかわかりやすく、

書かれているシーンで、何が必要か

俳優もスタッフもわかると思います。


脚本場で共有すれば、困った時に

別アイディアをもらえることもあります。


特に具体的に限定して書いておくと、

よりわかりやすくなり

読んだ人のアイディアが出てきやすいです。


「休日に遊ぼう」

より

「休日で遊ぶのに、お茶して映画見よっか」

の方が、

「それなら、買いたいものがあるから、先に付き合って」

「お昼はここがいい」

など、賛成反対、付け加えてなど、

可能性が広がります。



ま、この書き方だと、文学的な表現ってどうすればいいかわかりませんが、

実際に作るなら、これくらいがわかるやすい。



今、脚本は、第二稿を仕上げて、

人からフィードバックをもらいました。


そして、修正に入ります。



今回の修正は、一度書いたものを全バラシします。

構成して書きましたが、

一番見せなければならないキャラクターが

沈んでしまったので、1から考え直します。


作品の時系列的な並びだけなら

読めなくはないのですが

舞台上で見たいのは

登場人物の葛藤であり、成長です。


書きたいことも、やりたいことも

単純なことなんです。


が、これが本当になかなか難しい。


毎回、書き上げてから

「はっ!」となり

せっせと書き直しております。