ブラッシュアップのポイント | 工房長のぼやき

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チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

ブラッシュアップだ!


ということで、

台本のブラッシュアップに取り掛かるところです。


ありがたいことに、全力を傾けて書いても

まだまだ足りない。


人に読んでもらって指摘してもらって

修正していく。


これが現時点での、僕の実力です。


悔しいですが、

唐十郎のように

一発書いて書き直さない

そんな神技はできません。



毎回読む方には申し訳ない、

と思ってます。


未完成なものを読まされるのですから、

わざわざ時間を作って読んでもらうことに

感謝しかありません。


返せるものは……

より良い作品をお届けすることだけ

です。



より良い作品をお届けするために、

ブラッシュアップ」がポイントになってきます。



一般的に「ブラッシュアップ」は

「より良いものにする」

という意味で使われることが多いです。


しかし、「個人的なスキルアップ」や

「洗練させる」「練り上げる」という意味も

「ブラッシュアップ」の中にあります。


ブラッシュアップがうまく行けば

スキルアップも、

より洗練された作品にもなるので、

全部集約されているだろう、

と個人的には思ってます。



「ブラッシュアップ」を

自分でできるならそれが1番いい!


しかし、

「これが最高だ!」と書き上げたものを

ブラッシュアップするのは非常に難しいです。


というのも、自分には

どこを修正すればいいか

見えないからです。



自分でできない時はどうしたらよい?


……他人の手を借りるしかない。


では、他人の手を借りるときに何が大切か。



ダメを出されるわけです。


「ここがダメ」

「あそこもダメ」

「なんなら全部ダメ」


作った本人は

決して気持ちはしません。


ダメ出しを言ってるときに、

言った人は憎まれ役です。


「なんて酷いこと言うんだ、この人でなし」

「ピーなやつめっ!」

と思うこともしばしば。


相手側からすれば、

「仲良い人にわざわざ嫌なことを

言いたくない」

というのが本音でしょう。


それを、あえて言わされる。



言わせているんですから、

受け手のこちら側は受け取り方を

考える必要があります。


言ってもらえなくなると、

より良い作品や

自分の欠点に気づかなくなるわけですから、

覚悟を決めて聞かねばならないわけです。



私が逆のダメをいう場合は、
「嫌われてもいいや」
と思いながら、覚悟を決めて言います。

相手の受け取る準備など気にしません。

ダメ出しだけでなく、
単純な注意から怒ることまで
私にとってはストレスでしかなく、
なるべくやりたくない。

言うと決めたからには、
わかりやすく直接的に言い、
関係が崩れても知ったことじゃない。

そもそも、そのストレスに見合う返礼があるか?

「与えられるのが当然」と思う人からはないので
崩れても問題ありません。

その時は、「こいつには2度と言わない」
と心に決めております。


自分が人から話を聞くときに注意していることは、

感情と切り離して聞くこと。


なぜなら、ダメならところを注意されると

その点ばかり感情で縛られ、

客観的に見えなくなり、

改善点が見つからなくなるからです。


内容によっては、

どうしても感情と切り離せない時もあり、

「心が持たない」と判断したときは

そこで話を切り上げます。


「注意点はここと、ここと、ここですね。

わかりました。

以後気をつけます!」


という感じで、元気に言えば

相手もそれ以上言わないことが多いですから。



言う側の覚悟と

聞く側の覚悟が

釣り合う信頼関係の構築。


大切ですね。




そして今回の台本のダメ出し。


「ようやく次のダメ出しへいけた!」


という実感を得ております。



注意されることは

相変わらず気持ちいいことはないですが

次のステップへ進んだ達成感があります。


ブラッシュアップを続けてきた甲斐がありました。

自分のスキルアップを実感しております。


さ、ここかららもう一踏ん張り。


より良い作品への

ブラッシュアップしていくばかり。


次のステップは、

方程式ではなく

楽しい部分なので

繰り返し繰り返しアタックあるのみです。