長くやっていることは、 幸か不幸か、 | 工房長のぼやき

工房長のぼやき

チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

長くやっていることは、

幸か不幸か、

どちらだと思いますか?


長く俳優をやると面白いことが起きます。


というのも、色々な人が繋がってきて、

この人とこの人は、この人と繋がって、

この人はこの人と……など、

とても面白い人間相関図の出来上がり、

意外な繋がりも見えてきたり。


いろいろな人が、

色々なところで仕事し、

色々な経験から、

いろいろな影響しあって、

出来上がる様々な作品。



俳優は、決まった現場より、

早い回転で色々な現場をまわり、

現場の数だけ人と関わっていきます。


毎回の人もいれば、

一度しかすれ違わない人、

10年経って久々にすれ違う人も。


希薄な関係のようにも思いますが、

その分、1回ずつを大切に。

次はいつ出会うかわからないから。


次に会った時に、

より深く関係を作るために。



また、長くやるには、

環境が許さなければなりません。


どう自分で環境を整えていくか。


家族もそうですし、

自分の経済的な面、

自分の体調面で、

場合によって、許されないことが増えます。


若いうちは駆け抜ければいい。

自分も、まわりも無理ができるから。


歳を重ねると、自分だけでなく

まわりが許さなくなることもある。


よくよく肝に銘じておきましょう。



そして、長くやるには、

やっていることが好きであることが大切です。


好きってなんだ?


やっていることに、

体重をしっかり乗せることができたなら、

それはもうベタ惚れなこと。


これをやり終えて死んでも構わない。


これをやりきらなかったら引退だ。


そう思えるほど、体重を

しっかり乗せられるなば、

とても幸せなことです。


そんな作品を作る。

鋭意努力中です。