今年度のばなな企画、ワークショップ中 | 工房長のぼやき

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チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

今年度のばなな企画。

 

毎年、2月に公演をしておりますばなな企画。

 

今年度は、ワークショップなどをしながら、

本格的な11月、12月、1月の稽古に向けて動き出そう、

ということで進んでおります。

 

 

そして4月14日(日)は、ワークショップ1回目でした。

 

今回やったのは、「インプロ」です。

 

 

ばななにも出演をしたり、

脚本を書き下ろしたりしていた

のりおさんにお願いして、

ファシリテートしてもらいながらやりました。

 

のりおさんは、

インプロアドバイザー(名称があってるか?)もされ、

シャラフというインプロ集団をされています。

 

https://x.com/sharaffe523

 

 

 

今回のワークショップのインプロは、

簡単なゲームから始められ、

誰でもできるコミュニケーションを

どんどん密にしていくことで、

非常に満足感を得られました。

 

インプロは、特に、お硬い人や、

何でも二の足を踏む人がやって発見をすると、

今後の人生が楽しくと仕方がなくなります。


よき考え方を体感しながら学ぶことで、

とてもプラスに働きます。 



キース・ジョンソンは、「インプロの父」

ヴィオラ・スポーリンは、「インプロの母」

と言われております。


2人がどのように違うのか?


 もちろん、共通することもあるでしょうが、

 それぞれインプロの父、母と言われるには

 理由があるはず。


せっかくなので、のりおさんに聞いてみました。

 

 

教えてもらった内容としては

僕が理解した内容を平たく簡単に言うと、

 

「インプロの父」は俳優起点で、

インプロショーへの探求

 

「インプロの母」は

移民など社会から弾かれる子どもたちを対象に

社会に適していく教育


として行っていた

 

という感じです。


 

キースも、スポーリンも

書籍を持ってはおりますが、

日本語訳なせいか、読みこなすのが非常に大変。

……何回も読み返さなければ。


 

インプロで行われるシアターゲームは、

きちんと狙いがあるので、

適当に

「はい、こんな感じでいいんでしょ」

とやると勿体無いです。

 


今やったゲームを

やってみてどうだったかを共有したり、

どういう意図があるかを理解し、

自分の中の感覚とすり合わせて

効果をきちんと実感できると

面白さ倍増です。



 

人は、どうしても『固定観念』に囚われます。


『固定観念』は、人にとって

情報処理を簡略化するために必要な能力で、

特に情報化社会では、必要となる能力です。

 


ですが、年令を重ね、

様々な経験をすればするほど、

『固定観念』は強くなり、

囚われやすくなります。

 

 

場合によって『固定観念』は必要ですが、

『固定観念』に囚われないようにするには、

どうしたらよいでしょう。

 

『固定観念を取る』には、なにも考えず、

まず、しっかり相手を受け入れてあげること

が必要です。

 

相手を受け入れてあげることが

なかなかできない人は、

『固定観念』に強く囚われていることを

自覚したほうが良いです。

 

 

また、「わからないこと」については、

自分がどう反応するか、

知っていると、

『固定観念』を取りやすいです。


皆、「わからないこと」を

自分が「分かるもの」へ変えたがります。

 

インプロでシーンをやると

これが顕著です。

 


「次の展開はこうした方が普通(良い)」

であるとか、

「自分は今後こうしたい」

という「エゴ」が見え隠れします。

 

何も考えず

突拍子ようもないアイディアをぶち込んでも、

コミュニケーションは転がることを

知りましょう。

 

これに気づくと、

「わからないこと」を楽しみながら、

その場、その瞬間を生きることができ、

新たな発想を得ることができるようになります。

 

 

今日ワークショップを通して思ったのは、

インプロは、見るよりもやるほうが面白い

ということ。


機会があれば、どんどんやっていきたい

と思います。