頭の中を描き出す | 工房長のぼやき

工房長のぼやき

チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

頭にあることを出力することの難しさ。


頭の中でできたものを、

具体的に出力するのは

なかなか骨が折れます。


これは

物を作っている人だけでなく、

日常生活でも同じことが言えます。


日常生活で


このような生活をできれば、

このような仕事ができれば、

このようなスケジュールをこなせれば、

もっと人生うまくいく


と考えることはよくあることで、

実現性の難しさには よく出会うでしょう、

たとえ、ゴミ捨て一つにしたとしても。



自分が到達したい目標を

「夢」

と言うならば、

現実にならないものは

「夢想」

です。



「夢想」だけで満足できるなら、

それは幸せです。


ありとあらゆるたくさんの「夢想」ができ、

自分のあらゆる可能性を見ながら、

想像を膨らませて楽しめます。


また、想像を仮想的にも体験できるならば、

その夢想はリアル体験と変わらず、

夢を現実にしたのと変わりません。



大変なのは、

「夢想」ではなく

「夢から現実にしていくこと」でしか、

リアル体験ができない人たちです。


どのような手段で夢を現実にしていくか。


道筋がないことが多く、

再現性もなく、

自分で開拓していかなければなりません。


自分で考え、

実行し、

検証して、

また考える。



私の場合、

演劇で皆が満足する作品を作りながら、

生活を送っていくための資金を稼ぐ

というのが一番身近な夢です。


そのために公演を打つ。

反省す。

次回に活かす。

また公演を打つ。


まだ公演をうつことで

いっぱいいっぱいです。



限られた人だけが到達できる「夢」は、

難易度だけでなく、運も必要です。


そして、運を引き寄せるための

行動をしてなければ、

一生巡ってきません。



「「夢」を追いかけてていいね」

という人は、

「夢から現実にしていくこと」を

諦めきれない人だなと思います。


本当はやりたいのに、

やれないと放棄して、

同じ友達を増やすために

言葉をかけてくる。


でも、そういう人に限って諦めきれないから

様々な経験を経て、

大回りをしてでもまた挑戦する。


そして、運を引き寄せようともがいてます。


結局、夢から現実にしていくのは

どの人も同じで、もがき続けるしかありません。




頭の中で完成した?

そのあとは、実行していくのみです。


頭の中で完璧に完成すれば

うまくいくか?



うまくいかないことが多々あります。



技術力、

予算、

他人の力の無さ、

こんなことでうまくいかないこともあります。


ダヴィンチのスケッチで、

実現しなかった道具の数々は

まさにそれの代表です。




自分だけの問題は、

歯を食いしばって、

「面倒だ」といいながらでも

挑戦することはできます。


しかし、

他人を巻き込んだ瞬間に

難易度が跳ね上がります。



自分の問題を解消しようとしないなら、

他人を巻き込んでも

意味をなしませんし、次に繋がりません。


まずできることは、

頭の中を書き出すことなので、

期間を決めてどんどん攻めていきます。


しかしながら、

5分のシーンに四苦八苦中して

書き出し中です。