照明の手伝いをしてまいりました!
リーディングなどでもお世話になっている
釣沢さんの照明の手伝いで、
お役に立たねば!
と気合いが入りましたが、
空回りしてないか
ハラハラドキドキしながら
作業しておりました。
釣沢さんの照明は
空間を照明だけで作られていたのが
僕の中では印象的です。
そんな照明をどんな風に作られるのか。
釣沢さんの照明に関わらせていただくのは
初めてでしたので、
楽しみ半分、怖さ半分。
自分に理解できるのだろうか、、、
以前、照明をされている公演を何回も見に行って
またstudio METAの公演でもご一緒しているので
複数回見させていただいております。
しかし、観客であり、
当時は舞台セットばかりに
関わっておりましたので、
どう作られているかを
まじまじと見ることはできておりませんでした。
「職員室の午後」
「破片1.5」
studio METAで
僕が関わった公演で
この2公演ともに照明が釣沢さんでした。
照明家と、一般人との
1番の違いが何か?
「目」です。
同じものを見ているはずなのに
微妙な違いがなんなのか
一般人にはわからない。
同じものを作ったつもりでも
何かが違う。
例えば、1度、照明の角度が違えば
かなり違いますが、
これが一般人にはわからない。
1度は、センチで言うと
、、、場所にもよりますが、
30センチ以上違ってきます。
「それくらいみてもわかるよ」
と言われても、わからないもんなんですよ、これが。
つけば光る照明ですが、
その微妙な差の積み重ねで出来上がる照明。
できあがると震えます。
人間受ける情報は
五感の中で、
8割が視覚に頼っています。
舞台では、
その視覚情報を決めるのが照明です。
観客の視覚を生かすも殺すも
光次第です。
そのため、今回の手伝いから
もっと目を鍛えなければ。
と思いました。
機会をいただいた釣沢さんに感謝しつつ、
脚立の上り下りで、足腰が立たなくなりそうです。
そして、今日の手伝いで、平野巽くんと
一緒でした。
共演もしたことのある巽くんと
帰りに久々にいろいろ話をしました。
本人に対して、自分を棚に上げて喋る私に
「なんだこいつ?」
と思われることもあっただろうな
と反省しつつ。
そんなことを気にしつつも、
彼の話から、
俳優としての彼の進化が見れそうで
楽しみです。