照明を実践で勉強する方式 | 工房長のぼやき

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チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

知らなければ勉強すれば良い。


人には、必ず長所と短所がある。


とかく現代では、「短所を直そうと思わずに、長所さらに伸ばせ」と言う。

なぜならば、短所を直したところで平凡だが、長所を伸ばせば非凡になるからだ。

井上尚弥は、運動能力は一般アスリート並みらしいが、ボクシングにおいては、歴史残るほどの人物だ。

ボクシングという長所を伸ばしに伸ばしている。

自分の長所をどこまで伸ばせるかが、現代では1番重要なこととされる。


ところで、短所とは?

僕は、他の事柄よりも、努力してもうまくならないことや、努力ができないことと思っている。

決して「物事を知らない」ことではない。

知ることによって、長所の一つになることも多々ある。

俳優を辞めた人で、ビジネスを勉強し、大成功をおさめた人もいる。


田舎育ちの私には、自分が知りたい知識を「知ることができない」とあう欠点があった。

それなら、知識が流れてくる場にいればいい、と思い、田舎から東京に出てきました。


今ならネットなどでも知識はたくさん手にできるから当時とは違うというかもしれないが、多すぎて、どの情報が正しいかの選別方法の知識は必要だ。


しかしそういった類の知識だけでなく、体験による知識は、田舎では経験できないことがたくさんあった。

自分が知りたい知識は、やはり東京の方が圧倒的に便利だ。


しかしながら、ただ東京に出てきただけでは、意味がない。

自覚として、自分は知識が流れる場にいることが圧倒的に少ない。

おそらく、自宅で云々やっていることが多く、知識の場に出かけていくのが苦手だからだろう。


知識が流れる場にいないため、諦めるか、自分で勉強するかの二者択一を絶えず迫られている。

座して死を待つことほど、自分に似合わない事は無いため、諦めずに勉強するしかない。

そして、また家に閉じ籠る。


おかげで、人よりも時間がいつもかかる。

時間がかかることは仕方ないこと、と諦めている。



さて、そんな私が、演劇の中で、難しいスタッフ業は何かと聞かれたら、照明をあげます。


照明を気軽にやろうとしてもなかなかできない。

機材の関係もあるので、現場があって初めて取り掛かれる。

プランからオペレーションまで何から何まで、というのは、仕込みの手伝い程度ならともかく、なかなかできるものではない。


僕が照明をやり始めたのは、今度2月に公演を行うばなな企画の第5回公演あたりからだ。

自主公演も含め、回数重ねているが、なかなか照明は上手くならない。

数年前の写真の照明を見たが、これでは電気をつけているんだけだ。

もっと立体的で魅力的な照明を作りたい。


今回の2月の公演も、悪戦苦闘しながら挑むことになる。

本番のオペレーションは人に頼むが、さて、どうなるか。

最悪、照明をつけるだけになっても、仕方がないと覚悟を決めて、チャレンジ精神でぶつかって行こうと思う。


まずは、新しいDMXコントローラーの使い方から。