舞台セットを作る | 工房長のぼやき

工房長のぼやき

チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

本日と明日は、大学入試共通テストとのことです。

がんばれ受験生!


四半世紀前にはセンター試験を受けていた自分は、四半世紀前と違って、舞台セットを作っておりました。


簡易に、しかし、効果的な舞台セットを作る。

そのために、いろいろな創意工夫を、道具を駆使します。




昨今、舞台セットを作らなくなった舞台が多くなりました。

しかし、個人的には舞台セットはあったほうが面白い。

2.5次元のようなプロジェクションマッピングを使ったような舞台セットは、あまり好きではありません。

なぜなら、想像しなくてもみられてしまうからです。

人の想像力を刺激したい。

演劇の舞台セットはそうあるべきだ、と勝手に思っています。



今回の保育園公園で大切にしていることは、人の手が入っているとわかること。

「自分たちでも作れそうじゃないか」と思わせるレベルであること。

これを重視してます。


なぜなら、人は、次元を超えたものに感動しますが、同じように、人の創意工夫にも感動する。

人の次元を超えたものは、シルクドソレイユのように超人的でもあるために、生み出す事は非常に困難で、かつ生み出そうとすると時間がかかります。

しかし、人の創意工夫は、積み重ねの先にあり、どれだけ思考し、成功失敗の実験してみたかが、大切です。


きれいなものを作ることを念頭に置いている人と一線を画する部分としては、私はその空間を生み出されれば、ヘタウマでも勝ちだと思っている点。

バリートゥーズ並みに何でもします。


今年の舞台にセット、まさにそんな結果です。