水戸芸術館より、返礼品が来た。
今年の9月に、故室井尚教授と椿昇氏の作品の巨大バッタを、水戸芸術館で展開された。
痛んでしまったバッタの触覚の取り替えや、足の取り替えのための展開であった。
台風などの影響で、開催自体が危ぶまれたが、1日だけ、展開ができた。
通常は唐ゼミの中野敦之氏が陣頭指揮を取り、バッタを展開させていくのだが、仕事の関係で来れないと言うので、2001年の横浜トリエンナーレで主力で関わっていたK氏に依頼があり、K氏から僕の方へ話が回ってきたのだ。
僕も2001年か関わっていたので、様々な状況下でバッタを展開させてきた。
そういえば、台風の中でもやったなぁ。
しかし、ずいぶんやっていなかったので、どうなるかと不安は隠せない。
当日、実際、やってみると、体が勝手に動くものだ。
僕は、バッタに関わっていた当時は、陣頭指揮ではなく、バッタを展開させたり、吹き飛ばされないようにペグを打ったり、ローピングをしたり、現場の仕事をしていた。
指示するよりも、自分が動いた方が早いことも多いが、ボランティアの人たちに、一つずつ伝えて、次回、自分がいなくてもまた楽しんで展開してもらえるだろうと思ってます。
今回、バッタの修繕にクラウドファウンディングを同時にやっていたので、僕もそれに出資しました。
その返礼品が届きました。
今回、取り外したバッタの触覚の1部です。