ジョンJマーフィーは「チャートの動きはすべてを織り込む」言っていました。


私は、それぞれの事象によって、チャートが一体どんな化学反応を起こすのか着目していました。

例えば雇用統計の発表時に必ずチャートは上がるか下がるかします。

そして、ほぼ元のところへ戻ります。

これは面白い現象だと思いました。

そう、どんな指標発表も大抵は暫くするとポジションが戻ってしまいます。


なぜだろう?


チャートは毎日毎日同じ時間帯に下値または上値試ししては戻っていきます。


なぜだろう?


実はチャートの動きにはストラテジーがあります。

それに気づかせてくれたのが、外為ドットコムの外為注文情報でした。

いくらの価格帯で買い注文、売り注文が何枚あるのか板情報のように表示されます。

同様にストップロスの注文も表示されます。

そして、HFがストップロスを取りに行く事で突然チャートがブレークアウトすることが視覚的にわかります。

今まで意味不明だったチャートの動きが、このストップロスハントによって説明がつくものとなりました。

大体のブレークアウト後の急激な戻りは、ストップロスハントが終わり、ハントした側の利食いが出る為に反対に動きます。

またはストップロスハントが失敗に終わり、戻る場合も多々あります。


更にストップロスオーダー付近に分厚い注文があった場合、一度ではハントできない場合があります。

そうした場合、何度もトライします。

このトライするチャートパターンを私はストラテジーだと考えています。

このストップロスハントをトライするチャートのパターンは、ほぼ毎回同じパターンを描きます。

今回は単純にTKY時間に下値をトライして、NY時間はリバウンドしてました。


「チャートの動きはすべてを織り込む」

織り込まれているのは一体何なのか?

これを知ることが解決の糸口なのかもしれません。



影虎の雑学日記


影虎の雑学日記

移動平均は全てを織り込む。


チャールズダウは、そのように言っていた。

まるで、チャートは移動平均に吸い込まれていくように引き寄せられる。

移動平均には逆らえない、乖離が大きければそれだけ戻る確率が高い。

そんなイメージが私の中にあった。


しかし、それは私の勘違いだった。

移動平均は全てを織り込む。

だからこそ、今チャートがいる位置を元に移動平均が過去と平均しながら近づいてくるのだ。

移動平均がチャートに引き寄せられるというのが事実だ。

チャートの過去を引きずりながら次第に現実に近いポジションへ向かうのである。

だとすれば、移動平均はなんなのだろう。

チャートはあるポジションに到達すると売りと買いが拮抗して保ちあいとなる。

この保ちあいのポジションとは市場から見て最も中立な価格、いわゆるゴールだと考えられる。

そして、移動平均が遅れ馳せながら辿り着く。

移動平均が辿り着くという事は、移動平均が引きずっていた過去のチャートが清算されたのだ。

そして、身軽になる事で次のトレンドが新たに生まれる。



影虎の雑学日記


移動平均は、今この瞬間までの過去を示している。

山から谷へと移動平均が傾いているとき、売りならば利益が、買いポジションをホールドしている人は全員損をしている。

谷から山へと移動平均が傾いているとき、買いならば利益が、売りポジションをホールドしている人は全員損をしている。

移動平均は需給を端的に示してくれている。

この需給バランスの元、上がるか下がるかは市場が判断を下す。

そのきっかけはどこなのだろうか。

全てを織り込んだ結果である移動平均にあるのだろうか。

私は結果を生み出す元となるチャート自身にあると考えている。

トレンドとは何なのか?

今、5分足チャートをみると確かに下がっている。

しかし何を基準に下がっていえるのだろうか。

下がって見えるチャートもスケールを5分足から1時間足に変えると上昇に変わり、また更に1時間足から日足にスケールを変えると下降に変わることがある。

私は何に対してトレンドを理解したというのだろう。

1ドルが88円は円高だという基準はどこにあるのか?

輸出企業の想定レートが90円台だからだろうか?

過去30年の間でもっとも高い水準に近いからだろうか?

高いか安いかも分からず、トレンドがどちらへ向かっているといえるのだろうか。

私はしばしば自分が何をもって判断しているのか迷うときがあった。


そして、一つだけ言えることがあった。


今見ているチャートには波がある。

上がったり下がったりを繰り返しながら波を形成している。

この波には山にあたる部分と谷にあたる部分がある。

そして、この1つの波の中であれば谷に対して今は上にあると言える。

そして、この1つの波の中であれば今は上昇していると言い切れる。


チャールズダウは、この山と谷が連続する波に着目してサポートとレジスタンスという概念を展開した。

上昇トレンドとは、前回の波の山よりも今回の波の山のほうが高く、前回の波の谷よりも今回の波の谷の方が高いことである。

下降トレンドとは、その逆をさす。

そして、どちらにも当てはまらない場合はトレンドレスと呼ぶ。

シンプルで普遍的な概念だ。


もしトレンドに追従したトレードをするつもりなら、この事を確認したうえでポジション作るべきだろう。

ありとあらゆる指標があると思うが、今回はその指標のうちどれとどれが有効なのだろうか?

もっとチャートを良く見て欲しい


その波は指標に従って動いているのか?


それとも波に従って指標が作られているのか?


MT4で、インジゲーターだけを残しチャートを消す機能があるがそれだけでトレードしてみると良く分かる。

ポジションを作るつもりならインジゲーターではない。

チャートそのものを見て作るべきだ。

チャート自身が作り出した波形を見てポジションを作る事が事実に基づく最も早いタイミングである。


そして、ダウ理論のサポートとレジスタンスはシンプルでかつチャートそのものを判断することが最も適した方法だ。

これを応用したトレンドラインやチャネルでは、トレンドの終わりが分かる為、適切な利確タイミングを提供してくれる。