高開(たかがい)の石積みと芝桜・1
今年はなぜか美郷へ行く機会が多い。今回で、すでに3回目。
梅の花、桜、そして今回棚田の芝桜となぜか心惹かれる。
それにしても見事であった。ネコの額とはよく言ったもので、
本当に一枚の農地はせまい。
先人の苦労が伺われる。
こうやってまで、農地を確保する必要性があったのだろう。
それにしても感心するほど手入れが行き届いている石積みだ。
当然のことだろうけど、高齢化の世帯が多いと思われるのに。
石積みの間に草が生えていたり、散らかっている様子が全くない。
だれがこれほどまでに手入れしているのか解らなかった。
下から何段にも積み重ねられたような棚田。
この時期には、余り植えられていないようだ。
耕したままになっている箇所も少なくない。
茶畑の緑がひときわ目立っている。
まもなく茶摘のシーズンであろう。
中腹にちらほら見えるピンクの部分が芝桜である。
芝桜、赤、白、うす紫・・・とあでやかである。
さて、前述の石積みの手入れだが、後からの調べでわかった。
徳島大学の大学院生や阪南大学の学生さんなどが
手伝って修復しているそうだ。
高開さんと言う地元の方が指導されているとか。
人名が地名になったのか?その辺は詳しくは解らない。
冬場はライトアップもされているそうだ。
2001年から毎年行われていて、昨年(2007年)は12月、15,16両日でした。
詳しくは
キレイのさと 美郷 (MISATO) のページへどうぞ
MEMO:
徳島県吉野川市美郷地区、高開(たかがい)の石積み
国道193号線美郷ほたる館をもう少し南へ行ってから西へ入る。
美郷物産館へ行くと詳しく教えてくれます。
私はそこで地図をもらいました。
国道から石積みまでは約2.5kmほど。
山道なので狭いです。
ところどころ離合できるスペースはあるものの、国道より上は
ほぼ全線一車線しかありません。
駐車場はありませんが、石積みの始まる下の辺りの空き地に数台、
頂上付近の道が少し広くなっている箇所に数台程度なら可能です。
歩いて上がるのはちょいとした登山気分でどうぞ!
国道から歩くのであれば、2時間程度は確保しておいたほうが
良いのではないでしょうか。
メインの芝桜は次回に続く・・・・
あんまりキレイなので出し惜しみじゃ・・・
石積み棚田と芝桜・2へ
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狭い場所を有意義に使う。
死んでる場所を農地に使う。
こんな発想から棚田は生まれたのであろう。
建築とて同じである。
狭いスペースをいかに有効に使うか・・・
またまた自然の中からヒントを貰った。
次に建てるときには『これ』を使おうっと・・・
高開(たかがい)の石積みと芝桜・2
さて、前回の取材で?石積みが立派だというのはわかってもらえた
と思うんじゃが、その石積みの端部に芝桜が植えられとる。
これがまたみごとなんじゃぁ~~
まあ見てくれたまえ!!!←えらそうに・・・
お花のジュータン。。。
どうじゃろか。色あでやかで。お花にあんまり興味のないおっさんでも
感動するぞぉ~。
まあ、みてんまい。←でました、讃岐弁!
他の来客も歓声をあげとった。
お嬢様も多かった。ただし、残念なことに・・40年前のお嬢さん ぢやぁ
芝桜は4月20日過ぎまでがベストだと。まもなく終了!
行きたい方はお早めに。
私自身は淡い色が好きじゃのぉ~~。
赤は赤できれいじゃけどの。
白や薄紫もきれいじゃのぉ~~
この日の来客は50~60人ほどかのぉ~
みんな?自分ちの庭みたいに、どこまでも勝手に入っていく。
何か、よそのうちへ黙って入っていくような?妙な気分になってくる。
一人のおばさんと顔があった。
軽く会釈をする。にっこりと見返してくれた。
『どうぞ、ご自由に・・』という顔つきだった。
でも、黙って入るのはどうも苦手じゃ。。
しかし、どこへ行って断れば良いのかも解らん。
数件の民家が、棚田のあちらこちらにぱらぱらと建っている。
人気はあまり感じない。
一番頂上近くの民家ではお接待をしていた。
おばあちゃんらしき人が大きな声で・・・・・
お客さんが来るのを楽しみにしてるような喋り口調だと聞こえた。
小さな石の積み上げ。同じ棚田でも、ココの石は小さい方だろう。
それだけに、緻密な感じが強く出ている。割り石を積み上げた状態
である。
他の場所では玉石のところも結構ありますけど。
MEMO:こういった石積みの雰囲気は結構建築にも採用されている。
外壁材やタイルにもこういったイメージを活かしたものがある。
私だけでなく、多くの人も自然の中からヒントを得て建築に臨んで
いるに違いない。
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