部屋の片づけをするたび
目にするものがあります。
1986年頃
「笑っていいとも！」に
ゲスト出演していた
ゲオークマティスさんを
覚えている人はもうあまり
いないですかね。
ちょっとエッチな
イラストを描いていたドイツ人、
そのくらいの記憶しかないのですが。
たまたまお目にかかる機会があり
その場でイラストを描いてくれました。
どんな会話をしたかも
どんな人柄だったとかも
今となっては覚えていませんが
描いてもらった時は本当に
嬉しかった。
そこだけは覚えています。
それからずっとクリアファイルに
いれたまま保管。
特に飾るわけでも
人に見せる訳でもありません。
でもだからといって
捨てるのか。
いえ、捨てられません。
日々モノを減らすことをしていますが
自分にとって大切なモノは
やはり捨てたくありません。
捨てなくていいと思っています。
しまい込んでいたものですが
時々目にするたび、若かった頃を
思い出します。
過去は振り返らない。
よく言われますが
大切なものは別。
ちゃんと前を向いて
歩いているけれど
時々は思い出したって
いいじゃない。
懐かしくて
心がぽっと温かくなる
若い頃。
その頃があるから
今があるわけですし。
部屋作りに大切なのは
モノを減らすこと。
先日の記事にも書きました。
間違って欲しくないのは
自分にとってかけがえのないものは
捨てなくていいんです。
自分にしかその価値がわからないもの
それが宝物ですよね。
心の奥で
懐かしくてきゅんとなったり
ぽっと温かくなったり、
それはとても優しいもの。
どうかその見極めだけは
して欲しいのです。
それこそ真剣にモノと向き合ってみる。
意識する。
片付けは自分と向き合う作業でも
あります。
ゲオークマティスさんに
描いてもらったイラストは
やはり捨てたくない、宝物。
今度は額に入れて飾ろうと思います。