大量のレシピを目の前にして気づいたこと | 日々の暮らしをもっと楽しく心地良く ルームスタイリスト 稲村信子のblog

ルームスタイリストの

稲村信子です。

 

打合せが延期になり、

家具フェアは7月開催分まで

中止となり、

ルームスタイリスト講座も

当面は開催を見合わせています。

 

こんな時だもの

今まで気になっていた部屋の片付けも

ちょこちょこ始めています。

 

前日手を付けたのが「レシピ」です。

 

料理は子供の頃から好き。

というより両親共働きだったから

食事の手伝いは当たり前。

子供だからと容赦はしません。

 

10歳の時からとんかつ揚げていました。

油がとっても怖かったけれど

日々腕が上がっていくことが嬉しいと

思うほど。

(そのおかげか、今でも揚げ物と

キャベツの千切りは得意です)

 

中学生の時、里いもの六方向きをしたことに

母は驚き、料理の世界に進むことを薦めて

くれたこともありました。

(でもその時すでにインテリアの道に

進むと決めていました)

 

独身時代、仲間と家飲みするときの料理担当は私。

結婚してからは人を家に呼ぶのが好きで

どうやってもてなそうか?

どうやって盛り付けしようか?

などと考えるのが大好きでした。

 

当時レシピを見ないで作れる料理は

少なかったので、本を買ったりテレビを見たり

新聞の切り抜きを保存したり...。

 

 

それはそれはたくさんのレシピが集まりました。

 

その大量のレシピをどう収納しようか。

そう考えて片付けは始まりました。

 

その時はまだ捨てるなんて思ってもみません。

 

でもファイルしてあるレシピを一つ一つ

仕分けを始めたところ

「いつか作る」

「何科の時作る」

「お客様が来たら作る」

そういうレシピがかなりありました。

 

もちろんかなりお世話になったレシピも

たくさんあります。

 

TBSの「はなまるマーケット」を

よく見ていたのでMCが美味しいと言えば

レシピをダウンロードして保存。

それだけでも大量にありました。

 

 

「でも、もう作らない」

 

そう気づきました。

 

 

手の込んだ料理は最近はあまり

作りません。

 

あれもこれもと手を出すより

我が家の味をアレンジしていった方が

楽だし何よりもほっとします。

 

時間が流れたんだなと思いました。

 

人を呼んでワイワイするのが好きだったあの頃。

色々な料理を作って夫に食べてもらいたいって

思っていたあの頃。

 

何よりも自分は料理が好き、料理が得意。

だからこそ手抜き料理は絶対しない。

 

そう自分自身を縛り付けていたのです。

 

夫が好きな料理がインスタントの調味料を

使っているなんてありえない。

そう追い込んでもいました。

 

だけど今は、インスタントだって

いいじゃないって思えるし、無理をしない、

忙しい時はお惣菜だって仕方がないと

割り切ることも出来ます。

 

ずいぶんと時間が流れたのですね。

 

そう思ったらもう大量のレシピは不要です。

捨てたからと言って取り返しのつかないような

ことはないし、今ではネットに情報が

あふれています。

 

そう思ったらえいやぁって捨てちゃいました。

 

手元に残ったのは最近美味しいと思って

リピートしているものばかり。

自分で書き留めたレシピ帳は

今でも大活躍しています。

 

以前お鍋の数について書いた記事があります。

その時も家族の歴史って各家庭に

あるんだなぁってしみじみ思いました。

もしよかったら読んで下さいね。

こちら

 

過去に縛られていてはなかなか前には

進めません。

 

レシピを整理したことで気持ちも

すっきりしました。

 

皆さんにはどんな経験がありますか?