「納得がいかない」 バスルームをフェラーリに例えた話 | 日々の暮らしをもっと楽しく心地良く ルームスタイリスト 稲村信子のblog

ルームスタイリストの

稲村信子です。

 

バスルームのリフォーム案件に

携わっています。

 

 

バスルームも変わりましたね~。

打たせ湯とか肩湯とかあの手この手で

くすぐられます。

 

でもね、私は結局のところ掃除のしやすさが

一番大切と思っているのですが。

 

そのお施主様も私と同じくシンプルな

バスルームを望んでいました。

 

ところがショールームへ行ったところ、

肩湯の心地良さに魅了され、選んだのは

LIXIL“スパージュ” 高級バスルームです!

 

画像はLIXILさんより拝借

 

 

 

ショールームでは案内カウンターにいた

コーディネーターに

「スパージュ、いいですね~」

「私も肩湯は体験したことがあるのですが

本当に気持ちいいですよ!」

「うらやましい」

なんて声高く言われたらテンションだって

あがります。

 

壁パネルの色選びだって大切。

浴槽内や立ち上がりの際に必要な握りバー

も慎重に選びます。

 

仕様が全て決まって順調かと思いきや

現調のところでちょっとつまづきました。

 

リフォームは何があるかわからない。

実際の現場の天井裏を見てみると、どうにも

納まらないのです。

いえ、納まるのですが照明器具や換気乾燥機

などが位置移動しなければならないのです。

せっかく選んだダウンライトがずいぶんと

隅の方に移動になっちゃうとか。

 

点検口だって本来なら一つなのに二つも

開けなければならない事態に...。

 

お施主様だってはいそうですか、なんて

言いませんよ。

「スキー板が入るって言ったから買ったフェラーリ。それが申し訳ないが入らなくなりましたのでスキーキャリアを載せてくださいって言っているようなことだよ」と。

 

う~んフェラーリかぁ。

妙な説得力。

 

でも気持ちはわかります。

そりゃそうです。

 

バスルームが納まるかどうかは現場の

状況によることが多いけれどリフォーム工事

だから仕方がないでは納得いかないです。

 

どうにかならないものか...。

 

ところが話は好転ひらめき電球

今年の4月から別の施工方法があるとかで

何とか行けそうなのです。

 

今日は工務店社長とLIXILさん達とみんなで

お施主様の家で詳細説明。

 

天井の機器類などは現場開口になりますが

そんなのお施主様にとってはなんら問題

ありません。

 

お施主様も笑顔です。

 

私たちもホッとしました。

奥様が淹れてくれた柿の葉茶の美味しかったこと。

 

施工当日まで気は抜けませんがひとまず安心。

う~ん、空が眩しい!