理屈ではなく好きなモノ | 日々の暮らしをもっと楽しく心地良く ルームスタイリスト 稲村信子のblog

洗濯物を干していてふと気づきました。

あれっ、このバスタオル何年

使っているんだっけ?


たぶん30年くらい。


姉からもらったものに間違いは

ないけれど経緯は覚えていません。

ほのぼのとしたパンダの表情が

なんとも言えず可愛くて、使うのが

もったいないと思うほど。


 

一人暮らしを始めた時には

タペストリーとして壁に飾っていたっけ。
いろいろ行った海外旅行にも間違いなく

持っていたっけ。

(貧乏旅行が多かったのでバスタオルが

付いているホテルなんて泊まれませんでした)

私にとって愛着のあるモノの一つです。

何年経ってもふんわりとした肌触り。

ゴワゴワ感なんてありません。(不思議!)

これは理屈なんかではありません。

インテリアの仕事、暮らしに関わる

仕事をしてずいぶん経ちます。

目指す心地いい空間のために極力テイストを

そろえ無駄な色やグッズを遠ざけることを

提唱し自分でも実践しています。


でも…。
すべてを理想の色やグッズで揃えるには

難しい時もあります。

排除すれば叶うかもしれない。

だけどそうじゃない。

理屈ではないんですよね。

思い描く暮らしにはテイストが

違うけど、私にとっては大切なモノ。

このままでいいと思っています。

自分にとって何が心地良いのか、

それは自分にしかわかりません。
でもそれを大切にして欲しいと思います。

大切にしているモノはいつしか愛着に

変わり、その経年変化をも愛おしくなる。

たかがバスタオル。

でも私にとっては大切なモノ。

そんな大切にしたいモノ、

身近にありませんか?