以前も考えたことがあったんだけど、正気の沙汰ではない、という状態に陥ることってあるよなぁ、と。
以前何かの調査結果でお酒の消費量が多い会社ランキングというのがあって、もちろん上位は有名なビール会社とか飲食の経営母体が多数を占めているのだが、その中に以前勤めていた会社が堂々ベスト５にランクインしていた。
確かに、終電近くまで仕事をして終業後に飲みに行って、朝早くから仕事をして、土日を迎えるという日々で、今では社会が黙っていないかもしれないけど、必死で仕事をした日々だった。
別にそれが悪いとは全く思っていなくて、むしろ遅い社会人(？)スタートだった自分には良かったとは思う。
ただし、思い起こすとアルコールで自分の雑念を払い、無理に仕事に邁進しようとしていたのではないか、とも当時の自分を疑う。いわゆる悪いお酒の使い方だったかも、と思う。
先日、痛風のひどい発作が出てしまい、皆さんに迷惑をかけたのだが、人生何度目かのお酒を摂らない時間が多くなっている。（痛みが軽快したので、ライブハウスとかで軽く飲み始めていはいます。だらしなくて、すみません。）
以前は、仕事が終わって『さぁ一杯』というのに、天井なく吞んでいた。清々しく進んでいればいいが、「呑んでも吞まれるなかれ」に背いて「呑まれまくる」時間が多かった。
今振り返ると、その行為は、明らかに自分に魔法をかけるためだったのかと思う。自分から離れるための悪いお酒だったと思う。
たまに「呑み鉄なんですか？」と尋ねられるが、鉄道で旅をしている時は、別にお酒を飲まなくても大丈夫で、ご当地のおいしい肴に出会った時は飲んだりするが、鉄道に乗って車窓の移り変わりを見ているだけで楽しいから、必要ではない。おいしい肴とお酒で悪酔いしたことはないから、良いお酒なのかな。
気の置けない仲間との時間や、もちろん、家族からのプレゼントに嬉しくて飲むお酒は絶対に良いお酒♪
なのに、デスクワークをやった後は無性に飲みたくなるのは、明らかに自分にスイッチを入れたい、開放したい、離れたい、などのリセット願望が強くなっていたのではないかと思う。これは悪い酒だ。等身大ではない自分へ戻るための魔法を求めていたのではないか。
悪い酒が続く日常、これは、正気の沙汰ではない。状態。
（お酒を飲み過ぎない人には経験がないかもしれないし、お酒が強い人にはわからないかもしれないし、下戸の人には意味わかんないだろう。かつ根っからの”大人”の人には甘ちゃんに見えるだろう。）
世の中の多くの会社勤めの人は、日中の自分の姿を見返すと、つくづく『何してんだか。』ということが多いのかな。自分が自分じゃないみたいな時間が多いのかな。だから一人飲みとか、スナックとか流行るのかな。自分を取り戻すスイッチとして。
毎日がアッという間だった。というのは、老化が大きな要因かと思うけど、魔法にかかっている時間が長くて、というのもあるかもなぁ。組織って、経済って、国って、言葉と経済で支配・被支配するものだもんなぁ。あ、人間だからか。
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そういうことで、この記事は長くなってしまった。老化しているし、時間感覚が速くなる人生、お酒はほどほどにして、等身大でいられる時間を多く持ちたいなと思う。
そうしてみると、自分も『何やってんだかな』ってことがあってね。
ジャズやっている時は「音に出るぞ」の通り、等身大の自分でいられて表現できる時間。大切にしたい。
一流の皆さんともこれからの皆さんとも、いろんな方との音を重ねるのって、ほんと楽しいっすね。
ということで、良いお酒と音楽で、等身大の時間をたのしみたいなぁと思いまっする。（だれかの真似・・・）
今週はこんな感じ～。
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2月18日(日)18：00～21：30 松戸コルコバード
ジャムセッション
唐沢 英親（ギター）佐久間 高広(ベース)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2月20日(火)19：00～21：50 行徳ホットハウス セッション
ジャムセッション
広瀬 照光（ピアノ）竹内 郁人（サックス）佐久間高広（ベース）熊谷誠（ドラムス）
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2月23日(祝)19：30～22：00 沼袋OJC AbeCafe
平尾孝夫カルテット ライブ
平尾 孝夫(トロンボーン)長谷川 真一（ピアノ）佐久間 高広（ベース）長谷 陽介（ドラム）
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楽しい時空を共に過ごしましょう！