㊲だるさに負けて横になる。 | 甲状腺未分化がん闘病記

甲状腺未分化がん闘病記

甲状腺乳頭がんから未分化がんに転化り患した、超特急がんサバイバーのリアルながん情報を生存中に書き残します。

こんにちは。

いつもいいねくださりありがとうございます。

 

私は令和5年の夏に甲状腺乳頭がんの診断を受け、11月に手術をしたところ検体から未分化が見つかり、12月から分子標的薬を服用中の人です。

 

いまもまだ少しあるのですが、立っている(起き上がっている)のがつらい時期がありました。

手術前、麻酔の説明を聞きに病室から歩いて移動したのですが、行った先でなにか書類に記入して、入室を待っている間にしんどくなってしまい、麻酔科の医師の説明を横になって聞きました。

「麻酔の説明とか聞くと怖くなっちゃう方が多いんですよね~」と看護師に笑われたけど、違うって、基本、病人だから。

病室に戻るのは車椅子を呼んでいただきました。

あのころ、通院・入院のために家から車で2時間。もうあまり喋る気力も無くなって、夫の運転でおとなしく運ばれていました。

 

楽しかった出会いは6歳の少年と相部屋になったこと。

彼のお陰でテレビカードを買えたし、売店にも行けました。

ゲームをしたり、お互いに励まし合った2晩。 思いがけず孫ができたようでした。

とっても仲良くなって、手術の怖さなんて感じなかったけど、しんどいダルさだけはごまかせず、「ごめんね~、いまテレビ見てるのよ~」とカーテン越しに横になっている時間がありました。

私がHCUにいる間に、彼は退院していきました。

 

 

 

 

術後2日ほど離床できませんでしたが、その後はひょこひょこと点滴携えて売店へ行ったり、図書室へ行ったり、カフェへ行ったり。

置かれた状況を最大限愉しむよう努めました。

退院の車中で、Tully'sのアップルパイをパクつく私に「普通はそんなに食べないんだよ」と夫が呆れていましたが、どこか微笑ましく思える夫婦の時間でした。

 

 

 

いまは血液検査の結果は標準になったけど、出掛けた翌日から何日か体調が落ち込みます。

体力がないのか、元気そうだけどがんの疲労なのか、気のせいなのか。

いまだって、日々喉が開くのを感じてるっていうことは、まだ腫瘍が消え切らないっていうことですよね。

次回のCTは大学病院から画像の依頼もあるそうなので、結果報告がちょっと楽しみでもあるのですが。

 

 

生きてる楽しみを味わわないままリミットを迎えるのは避けたいな。

 

 

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残された時間に限りはあるけれど、私の体験が少しでも後につながり、役立つように。

そして、様々ながんサバイバーのみなさまの一日一日が少しでも幸せでありますように。

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令和6年3月15日  ★b-raugh-yousei★